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就職志望調査 銀行人気の復活

<就職志望調査>銀行の人気復活 みずほFGが1位」(毎日新聞)という記事から。

リクルートは12日、来春卒業予定の大学生を対象にした就職志望調査をまとめた。銀行が順位を上げ、人気復活を印象付けた。みずほフィナンシャルグループが1位になり、三菱東京UFJ銀行が6位から3位に、三井住友銀行が13位から12位になった。みずほは前年43位だったが、今年は傘下企業の志望者の一部も集計されるやり方になったことも押し上げ要因となった。銀行が1位になったのは94年の三菱銀行以来。不良債権処理が一段落し、景気回復に乗って大量採用を始めたことが学生の期待を集めた。


毎度おなじみの調査です。
大学生の志望と、実際のその企業の好調不調には、若干のタイムラグがあると言われます。

やはり、大学生は、前年の採用状況を見ながら考えるのでしょう。

近年、銀行系はかなり採用を増やしていますから。
たくさん採っている→行けるかもしれない→行きたい、ということになるのでしょうか。
もちろん、大量に採用している、ということはそれなりに業績もいい、ということですから。

また、統合・再編の過程であれば、自分の将来にも不安を感じるでしょうが、ひとまず落ち着いた、ということもあるのでしょうね。

そういう意味では、今後、統合・再編の波がやってくる可能性のある業界には注目です。3年〜5年後の人気企業が生まれるかもしれません。


近畿大学、入学式の7箇所同時中継とインターネット配信

近畿大学、入学式の7ヵ所同時中継とインターネット配信を実施」(ascii.jp)という記事から。

近畿大学、東大阪ケーブルテレビ(株)、関西マルチメディアサービス(株)は11日、今月3日に行なわれた2007年度近畿大学入学式において、式の模様をケーブルテレビ用回線(CATV網)経由で構内7会場に同時中継するとともに、ストリーミング配信によるインターネットでの生中継を実施したと発表した。近畿大学では2002年度から入学式の動画をインターネットで生中継しているが、CATV網の利用と構内別会場での同時中継は今回が初めてという。


すごいことになっていますね。
近畿大学ほどの規模になると、新入生だけでも一同に会することは難しいでしょう。
さらに、今は大学の入学式に保護者が出席するのは当たり前になってきていますので、1人ずつでも参加すれば、さらに倍、ということになっていまいます。

また、「入学式」そのもののが日本独特のものらしいです。
すくなくとも、アメリカでは、「この日までに授業を登録してね」とアナウンスされているだけで、特別な式典はないそうです。

まず、「この大学に来てよかった」と思われなければ、その後の勉学へのモチベーションが上がりませんから、入学式に力を入れるのはいいことだと思います。

茨城県教委、高校で道徳必修化 1年生対象に今年度から

<道徳>茨城県教委、高校で必修化 1年生対象に今年度から」(毎日新聞)という記事から。

茨城県教委は今年度から、県立高校106校全校で「道徳」を必修化した。都道府県内の全公立高校に義務付けるのは全国で初。「ほぼ全員が高校に進学する時代。確固たる価値観と、社会に参画して支える意識を持たせたい」と03年度から必修化を検討していた。
(・・・中略・・・)授業は1年生対象で年間35時間。総合学習の時間を利用する。生徒に価値観を押し付けるのではなく、自ら考え、自分の意見を持つことを目指す。評価は絶対評価ではなく、担当教諭が生徒の心の成長を文章記述で表し、単位を認定する。


われわれがイメージする「道徳」とは、ちょっと意味合いが違うようです。
まあ、総合的学習の時間の範囲内です。

独自にテキストを作ったようですが、できるだけ、座学ではなく、地域・社会に出ていって欲しいと思います。
「道徳」そのものの意味を考えるために、地域の人たちにヒアリングしたり、アンケート調査をしたりして、まず、社会一般に言う道徳とはどういうものなのかを考える。
そんなところからスタートしてもいいのではないかと思います。

自ら考え、自分の意見を持つことはもちうろん重要なのですが、独りよがりにならないように、併せて、他者の声に耳を傾け、他者の意見も尊重できることも目指してほしいと思います。

大学院でのキャリア教育

JAIST、大学院生のキャリア目標に沿った新教育プランを策定(北陸先端科学技術大学院大学)」(IPNEXT)という記事から。


学生の将来の職業志望に基づいて、タイプ別に実践的教育を実施するほか、「キャリア・アドバイザー」を新設し、履修上の問題や進路に対して、新教育プランに沿った指導・助言を行うなどの修学支援を行う。また、分野変更をした学生に対し、基礎を重視した修士教育を2年分の学費で3年間受講できるようにする制度や、成績優秀者に対し、最大で180万円の奨学金を援助する制度などを設ける。


大学院進学が一般的になってきたということでしょうか。
学部=基礎・教養→大学院=専門という考え方がある一方で、職業に直結したような学部に人気があるのも事実です。

高校の進路指導では、志望大学を決める際に、将来の職業観を持たせて、そこから志望学部を考えさせますが、後々までその志望に拘りすぎるのは危険だと思います。

学部時代に、自分の将来観を深めて、学部から分野変更をして、大学院へ進学することがもっと一般的になると、多角的なものの見方ができる面白い人材が増えるのではないかと思います。

「飛び入学」のメリットをちゃんと考えたい

「飛び入学」人気なし、10年で72人だけ…拡大見送りという記事から。

今春の入学者は10人で、制度開始から10年たった現在までの累計でも72人。当初は「大学改革の起爆剤」と期待されたが、制度を導入した大学も6校にとどまる。高校2年生に限定している対象を拡大するかどうか検討していた文部科学省は、こうした状況を受け、拡大を見送る方針を決めた。


10年で72人も利用したのだからたいしたもんだ、と私は思います。
飛び入学が可能な生徒が、そうそう何人もいたら、それはそれで大変です。

そして、高校は中退することになるので高卒資格を得られない、ということが、17歳頃の生徒にとっては相当な不安になっていることでしょう。
飛び入学の制度だけ導入して、飛び卒業の制度は導入していないのですから、まだまだ評価できる段階ではないでしょう。

起爆剤なんていう期待が間違っています。
やるべきことを当たり前のようにやればそれでいいと思います。
また、大学側も門戸だけ作っておけばいずれ来てくれるはずなんていう考えは甘すぎます。
多くの生徒は、普通に高校3年間過ごしてから大学に行くもんだと思っているわけですから、そこを、わざわざ大学から出向いて、チャレンジしてみませんか、とスカウトしなければいけません。

飛び入学に該当するかどうか、判断基準が曖昧などと言っている大学は、飛び入学を受け入れる資格はありません。
こんな素養を持っている人に来て欲しい、というポリシーをしっかりと持っていれば、迷うことはないと思います。

止まらない薬学部の新設‐私学は6年間で倍増

止まらない薬学部の新設‐私学は6年間で倍増」(薬事日報)という記事から。

2008年度に薬学部開設を目指している大学が、少なくとも3校はあることが本紙の調べで明らかになった。鈴鹿医療科学大学、立命館大学、つくば薬科大学(仮称)の3大学で、文部科学省への設置申請を予定している。申請通り承認されれば、2008年度には74大学・75校となる。薬学部の定員も300人増えて1万3574人、6年制学部だけでも1万2834人に拡大する。


私立大学に関しては、この6年間で学部数は倍増することになるそうだ。
にもかかわらず、相変わらず薬剤師は不足しいるように思う。
スーパーの中などの薬局で営業時間内であるにもかかわらず、薬コーナーだけ閉鎖されているのをよく見かける。これも薬剤師が配置できていないから、ということなのだろう。

薬学部新設と、彼らが社会に出るまでには、6年間のタイムラグがあるので、すぐには解消というわけにはいかないだろう。
しかし、すぐに飽和状態がくることも予想できる。

そのときには、薬剤師資格はとれたものの、働き口がない。
場合によっては、国家試験の合格ラインの引き上げによる調整、ということもありえる。

一度、与えられた定員は、そう簡単には減らせないだろうから、その時に、どう学生のキャリアを形成していくかが問題になるだろう。

<教育再生会議>人気校には予算優遇 学校選択制を拡大

<教育再生会議>人気校には予算優遇 学校選択制を拡大という記事から。

行きたい学校を選べる学校選択制を拡大した上で学校予算を児童・生徒数を重視した配分に変更することで、人気校が優遇されるよう促す。同時に学校の統廃合の推進を打ち出し、人員や財源の効率化を求める。


公教育を市場原理にゆだねるということです。
結局この教育再生会議では、どのような子ども達を育てたいのか、これからの日本にはどのような人材が必要なのか、明確なビジョンを打ち出せなかったのでしょうか。

学校選択性で、学校が淘汰されることには、反対しません。
ただし、言い方は悪いですが、どのような学校を選ぶべきか、国民の意識を誘導するような教育ビジョンがないのでしょうか。
それを出さないことには、間違った方向のマーケティングに走る学校が続出しそうです。

あと、ちょっと気になったのは、一部報道では、「やる気のある先生、能力のある先生を優遇」といった表現を使って、いよいよ教員にも成果主義が・・・みたいな論調になっているところがありました。
それは、成果主義ではありません。
成果主義では、情意や潜在能力は評価しません。
いかに、目標を達成したか、が評価ポイントです。

結局、どういう子ども達を育てたいか、そこに向かって何をするのか。
これを、学校、教員、保護者、児童・生徒、地域で、どう共有していくか、ということになるんだと思います。



「留年通告」ゼミ生自殺、高崎経済大准教授を懲戒免職

「留年通告」ゼミ生自殺、高崎経済大准教授を懲戒免職という記事から。

群馬県高崎市の市立高崎経済大学の女子学生(20)が1月に自殺し、大学は9日、ゼミで教えていた経済学部の男性准教授(38)が「理不尽で教育的配慮を欠いた留年通告をした」などとして同日付で懲戒免職処分にした。


未提出だった2名のうち、この学生にだけ催促のメールを送っているというところに、単に「指導」以外の、何らかの意図が織り込まれているような気がします。

それはともかく、2年生の段階からゼミを必修としているのがこの大学の特徴。
普通は、1科目単位を落としたところで、即留年とはならないはずだが、必修となると進級できないということもありえます。
したがって、ゼミを落とす=留年という、この教員の言い分も間違いではないということになります。
ここでは、留年云々よりも、単位の認定方法は正しいものであったか、大学内でオーソライズされたものであったか、ということが問題だと言えるでしょう。

単位認定に関連して、もう一件ニュース。
立命大・経営学部で「カラ講義」 文科省、「重大な違反」と指摘
こちらは逆に単位認定が甘すぎる話。

教える側と教えられる側は、上下関係が構築されがち。
これが、場合によっては、売り手←顧客となって、力関係が逆転する場合もありえる。

大学側は、学生に、「この科目は何を目標とする」ということを約束し、逆に学生側にも義務と協力を求める、そんな大人の関係を築けないものでしょうか。
そのためのシラバスだと思います。

教育や基礎学力の必要性で講演 京大で学力格差シンポ

教育や基礎学力の必要性で講演 京大で学力格差シンポという記事から。

「1997、98年を境に、親の経済状況や教養レベルなどで格差が拡大し、勉強させるか放置するかの二極化が生じた」というコメントがあります。

一般的には、親の経済状況による格差について触れられることが多いのですが、そこに「教養レベル」がかかっています。
これは、「教育熱心度」とはまた違うのでしょう。

学力が高い=教養レベルも高いとなると、単に二極化するというだけでなく、その状況が子どもの代にまで固定化されるという問題が、さらに生まれてきます。


はじめに

これまで、13年間勤めてきた広告会社を退職して、2007年4月から、大学のことを大学の外から考える仕事に就きました。

これまでも、大学関係の仕事をしてきましたが、大学の代わりになって動く仕事と、高校生のために、社会のために大学にアプローチする仕事では、全く立場が違います。

まずは、いろいろと、大学の今を考えるために、情報を収集しようと思い、自分の覚え書きがわりに立ち上げてみました。

ぼちぼちやっていきます。
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