September 2008  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

文学・歴史学・物理学・天文学・・・非実学の冷遇について考える

「教養こそ学問の本筋で、医学部なんて専門学校」という考え方をする大学人がいます。

リベラルアーツの「リベラル」は、何が自由なのかと言うと、「実用からの自由」なのだと私は理解しています。つまり、「直接は何の役にも立たないよ」ということです。

教養の必要性が見直される一方で、大学への補助金等は、競争的な資金へ比重が移っています。なかなか、教養では、お金になりません。

もともと役に立たないものであることはわかっているはずなのに、それを「役に立たないから」と言われて、冷遇されるのは、なんともつらい立場です。

「非実学」冷遇いいの?文学・歴史学・物理学・天文学…』(asahi.com)という記事から。
» read more

大手留学仲介業者の倒産について考える

大手の留学仲介業者が倒産したそうです。

すでに、留学費用を払い込んでいる人もいるでしょう。
さらに大変なのは、今現在、この会社を利用して留学している方です。

学生は前払いで費用が払っていても、学費や寮費、ホームステイ費は、倒産するような切羽詰った状態では、まともに現地会社には払われていないはず。

支払いが滞る→新規の留学生受け入れを拒否される→倒産、ということでしょう。

現地にいる学生は、誰に頼ることもできずに、自分で対応するということになるのでしょうか。

留学仲介「ゲートウェイ21」破綻、負債総額12〜13億円』(YOMIURI ONLINE)という記事から。
» read more

[書籍]教育格差の真実−どこへ行くニッポン社会


教育格差の真実−どこへ行くニッポン社会
著者: 森永卓郎 /尾木直樹
出版社: 小学館
発行年月: 2008年10月
ISBN:9784098250059
本体価格 720円 (税込 756 円)


山梨学院大 難関法科大学院特進コース開設について考える

定員削減や合併・再編の議論にさらされている法科大学院。

そんな中、山梨学院大法学部では、法科大学院進学を目標とする特進コースを開設するそうです。

法学部の教育の目的には、当然、法曹人の養成がありますから、そのプロセスとして法科大学院進学を目指すというのは、不思議な話ではありません。

しかし、法科大学院の司法試験予備校化が批判される中、学部が法科大学院予備校のようになってしまっては、本来の目的からは、はるかにかけ離れることになってしまいます。

どのようなカリキュラムで法科大学院進学をめざすのでしょうか。

山学大法学部が難関法科大学合格目標コース(山梨)』(YOMIURI ONLINE)という記事から。
» read more

中央大 先輩と後輩をマッチングして学習を支援するシステム について考える

学生の学習支援に、先輩学生を活用する大学は結構多くあります。

学生アドバイザーというような形で、基礎演習のクラスに担当としてついたり、相談室のようなところに常駐したり、教員の補助としてついたり、いろいろな形があるようです。

中央大では、プロフィールを登録して、後輩と先輩のマッチングをするようなシステムがスタートしているそうです。

講義、演習の理解を支援 先輩選べる 中大理工制度本格化(東京多摩)』(YOMIURI ONLINE)という記事から。
» read more

中教審 大学設置基準改定案 複数大学での共同学部設置が可能に について考える

これまで、ずっとフォローをしてきた「大学共同で学部設置」について、いよいよ大学設置基準を改定し、実現する段階にまで来たようです。

<過去のエントリー>
大学共同で学部設置について考える
大学学部の共同設置、法案提出へ、について考える

この方針が出て、すでに大学の方でも動き始めています。
名古屋大と愛知の私大で共同薬学大学院設置について考える
関西大、大阪医大、大阪薬大 共同学部設置について考える
早大と東京女医大で「先端生命医科学センター」共同設立について考える
山梨大 生命科学分野で早稲田大と連携 について考える
ここまで、先行して大学が動いているということは、大学としても歓迎したい施策なのでしょう。

でも、解散含みの国会ですが、どうなるのでしょう?

中教審改定案:複数大学が共同で学部』(毎日.jp)という記事から。
» read more

滋賀県立近代美術館 美術系学生支援 について考える

滋賀県立近代美術館が新設する学生向けの「ミニギャラリー」の経費を負担してくれる支援者(パトロン)を募集しているそうです。

地方の財政も苦しい状態ですので、公立の美術館運営もなかなか大変でしょう。

1週間6,000円という少額から支援が可能ですので、単に美術系学生を支援するだけでなく、市民と美術館の距離を近づけるような効果が出てくるといいですね。

パトロン求ム、美術系学生支援へ 滋賀県立近代美術館』(京都新聞)という記事から。
» read more

[書籍]教育が日本をひらく グローバル世紀への提言


教育が日本をひらく グローバル世紀への提言
著者: 安西祐一郎
出版社: 慶応義塾大学出版会
ページ数: 321p
発行年月: 2008年09月
ISBN:9784766414950
本体価格 2,000円 (税込 2,100 円)

大学での高校レベルの補習授業に補助金 について考える

大学入学者の学力低下の問題ですが、何度か書いてきていますが、学ぶ内容が削減され、大学進学率が上昇しているのですから、学生の学力が低下していることは、なにも不思議なことではありません。

入試レベルの低い大学だけの問題ではなく、レベルが高い大学であっても、過去と比較すれば学力は低下しているはずです。
しかし、それに合わせて「大学卒業時のレベルも下げていいよ」とは誰も言いません。(実際に下がっているかどうかは、別として)

したがって、その全てのしわ寄せを、大学がかぶることになります。
そのしわ寄せに補助金を出すということです。

大学の高校補習に補助金 来年度から文科省 学力低下に対応』(イザ)という記事から。
» read more

工業大 相次ぐ名称変更・文系学部新設について 考える

工学部離れと呼ばれて、工学部志望者そのものが減少している上に、その減少した受験生を総合大学に吸い上げられてしまう。

工業系単科大学には、大逆風の時代のようです。

特に関東では、伝統のある工業系単科大学も多く、知名度の高い総合大学の工学部よりも、社会での評価が高かったりもするのですが、この辺りのことが、なかなか高校生には伝わらないのでしょうね。

「工業大」ダサくないぞ 相次ぐ名称変更・文系学部新設…』(asahi.com)という記事から。
» read more
1234>|next>>
pagetop