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AO入試の青田買いについて考える

AO入試過熱 大学も「青田買い」』(YomiuriOnline)という記事から。
受験生の意欲や個性などを総合的に評価する「AO入試」で、選考時期や合格者の内定時期を早める大学が目立ち始めた。来年度入試では今月中に内定を出す予定の所まである。

 こうした「青田買い」ともいえる一部の大学の動きに対し、危機感を強める専門学校業界も来年度からのAO入試導入を打ち出した。大学全入時代を迎えて過熱する学生争奪戦に、高校側からは「AO入試が安易な学生確保の手段になりつつある」との批判が出ている。

 「うちの大学を第一希望にしてくれる高校生は、早い時期に通してあげたい。AO入試は、早く進路を決めたい高校生と、入学生を確保したい大学の両方にとっていい制度」

 今月からAO入試の受け付けを始めた首都圏の小規模大学の関係者は本音を打ち明ける。この大学では、面談とリポートをもとに、早ければ月内にも合格内定を出す予定だという。

 AO入試は、多様な資質を持った学生を書類審査や面接、小論文などを通して選ぶ。2006年度の大学入試では国公立大45校、私立大では約7割にあたる380校で実施された。

 しかし、文部科学省のガイドラインで試験日程などが定められている一般入試や推薦入試と異なり、AO入試の日程については規定がない。このため、複数の予備校関係者によると、これまでは推薦入試の出願が始まる秋ごろに合格発表を行うのが一般的だったが、定員割れの大学が目立ち始めたここ2〜3年、夏休み前に選考を始めたり、正式な発表前に合格内定を出したりする大学が増えてきたという。

AO入試の青田買い批判については、「何をいまさら」という感が否めません。
1学期中に合格を出す大学もこの2〜3年というレベルの話ではないでしょう。

私は、青田を買うことは悪いことではないと思います。
将来的に伸びる可能性のある生徒に早く合格を出して、残りの高校生活を大学受験のためではなく、自分のやりたいことをやってもらう、ということができれば、とてもいい制度だと思います。

とは言え、合格した生徒が2学期以降授業に身が入らなくなるのは事実としてあるでしょう。
ただ、それを大学の責任として、高校側が批判するのは誤っています。
そもそも、大学合格をニンジンにすることでのみ、勉強に興味を向けさせることができないのは、高校側の問題だと思います。
「選考に時間がとられて、高校の授業に弊害がでる」といった批判ならもっともな話だと思いますが。

青田を買って、ほったらかしにしておくから批判がでるんでしょうね。
伸びる芽、実る株も実らなくなってしまうと。

では、青田を買ったら、せっせと世話をしましょうよ。
でも、本来面倒を見ている高校があるわけですから、それを無視するわけにはいきません。
ということは、合格者一人ひとりの状況に合わせながら、高校と連携して、学習状況などを確認する、というとても手間のかかる作業になります。ある意味、飛び入学しているようなものです。

そういう手間をかけないAO入試は、青田買いのほったらかしだと、どんどん批判されてしかるべき。
いいAOと悪いAOの見分け方は、合格した後入学するまで何をするか、にあると思います。

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