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経産省がポスドクを民間企業へ派遣 について考える

何度かとりあげてきたポスドク問題。

経済産業省が、若手研究者に1年間民間企業で働く機会を設けるそうです。

ポスドク支援という触れ込みになっていますが、実際には200人のうち、ポスドクは60人で、あとは学部・修士卒。
実際には、ポスドク支援も視野に入れた、大学と民間企業との人材交流支援といった方がよいのではないでしょうか。

理工系博士号持つ"非正規"、経産省が就職支援へ』(YOMIURI ONLINE)という記事から。
 経済産業省は、博士号を取得しても定職に就けず、非正規労働者の位置付けで研究を続ける理工系の「ポストドクター」(ポスドク)の就職支援に乗り出す。

 高度な専門知識を持ちながら就職難に苦しむ若手研究者に4月から約1年間、民間企業で働く機会を設ける。実力が認められれば正社員への道が開けるという。(後略)

今、ポスドクとなっている人々は、民間企業に就職できないから、現在のような不安定な立場にならざるを得ないのでしょうか。
企業で働くことは考えていなくて、大学や研究機関で研究に従事したいのだが、そのポストがないから、ポスドクになっているというのが、私の印象です。
もしそれが正しければ、この支援策は、向かっている方向が間違っていることになります。

ただ、前述のように、企業と大学の研究の垣根を低めるような効果はあるかもしれません。

学部・修士時代から、企業との交流を深めて、いったんは修士卒で企業に研究職として就職し、その後も大学との関係を持ったまま研究を続け、企業に在籍したまま博士号を取得する。そのまま、企業で研究を続けるのもいいし、大学に戻って研究・教育に携わるのもよい。そんな流れが理想的なのではないかと思っています。
ただ、この辺り、私が理系の人間ではないので、かなり夢想かもしれません。どなたか、経験者の方、なかの人、実情を踏まえたコメントをいただけると助かります。

現状のポスドクを支援するのもいいのですが、さらにこの先のことを考えると、支援をするなら「企業と大学が連携して、研究職社員に博士号を取得させるプログラム」を助成するというのはどうでしょうか。

comments

文科省は大学院重点政策という失策をいまだに続けて、ポスドクが増えたら、こんどはそのような人が就職というか定職につけるようにしてるようですね。
そんなことするんだったら、はやく大学院重点政策やめればいいのにとおもいますが。

  • taken
  • 2009/01/21 12:16 PM

takenさん、コメントありがとうございます。
世界の大学と対抗していくために高度化が必要→大学院重点というもは、確かにその通りなんだと思います。また、教育面でも特に理系の先生であれば4年間ではとても専門教育はできないと感じていることでしょう。ただ、どの分野でどのレベルがどれだけ必要といった戦略部分まで落としこめていなくて、数合わせに終始しているということなのでしょう。

  • kange
  • 2009/01/21 11:55 PM
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