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大阪市内になぜ大学が少ないのか? について考える

今は、東京で働いていますが、社会人生活のスタートは大阪でした。

東京には、山手線の内側にたくさんの大学があり、また近年は都心回帰ということで、都心部のキャンパスの再整備も進んでいます。

でも、大阪の場合は、中心部にそもそも大学が少ないんですよね。なぜなのでしょう?

質問なるほドリ 大阪市内に大学、なぜ少ないの? /大阪」(毎日新聞)という記事から。
用地手狭で郊外に移転 高額な土地取得費用ネックに

 なるほドリ 夏休みは、多くの大学でオープンキャンパスがあるね。いろいろと調べても、大阪市には大学があまりないんだね。

 記者 文部科学省の学校基本調査によると、大阪市に本部を置く大学は11校。東京23区(94校)だけでなく、同じ近畿圏の京都市(28校)や神戸市(19校)にも大きく引き離されています。しかも大阪市の場合、国立大が一つもありません。西日本最大の都市としては寂しい限りですね。

 Q どうしてこんなことになったんだろう?
(後略)

回答では、「大阪市発祥の大学は少なくありません」となっています。
市区域の広さが違いますので、東京と単純に比較できるものではありません(山手線と環状線を比較できません)。それにしても、「なくはない」程度であって、「少なくない」とは言えないないような気もします。

東京にはもともと大名屋敷など、大学キャンパスに転用できるまとまった土地があったけど、大阪にはそれがなくて、もともと大学が少なく、工場等制限法が廃止された後も大学がキャンパスを設けにくい、ということでしょうかね。
さらに、大阪市発祥の大学も、一部の学部や学年を中心部に残さない完全移転だから、もう戻る場所もないということもあるのかもしれませんね。
キャンパスがないのだから、法政大や明治大のように高層ビル校舎を作るなんてこともできません。

ただ、東京とは違って、郊外のキャンパスと中心部との距離は物理的にも心理的にもあまり離れていはいないと思われますから、「知の集積」ではなく、分かれていても積み上がる「知の分積」のような大阪型の産学連携というものを考えてみてもいいのかもしれませんね。

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