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沖縄:県外難関大進学者へ給付型奨学金創設 について考える

以前、こんな話題を取り上げたことがあります。
鹿児島県伊佐市:難関大進学で奨励金100万円を支給 について考える
否定的に書いていますね。

実際には、国公立大合格者が増えたそうですから、効果があったという見方もできそうですが、「それでいいのかな?」という印象はぬぐえません。
難関大合格者に100万円の奨励金、どうなった?について考える
まあ、「ないよりはマシ」ではあるのですが。

似たようなことを、沖縄では県単位でやるようです。

県が給付型奨学金創設/県外難関大学進学 経済的困難者を支援/担当職員が宮古で説明会
(宮古毎日新聞)という記事から。
 県は、家庭の経済的理由で県外難関大学進学が困難な高校3年生を支援する返還の必要がない給付型奨学金制度を創設する。予定人数は25人程度で、給付額は入学支援金が30万円以内、月額奨学金が7万円以内。学習成績と家計の収入を基準に給付候補者が選考される。同制度についての説明会が26日、県宮古合同庁舎会議室で開かれ、県教育庁の担当職員が応募資格や選考方法などを紹介した。(後略)

県の案内ページはこちら。
県外大学進学を支援する給付型奨学金の奨学生募集について(沖縄県県外進学大学生奨学金制度)

難関大進学者ならば誰でも…というわけではなく、家計基準が設けられていますから、冒頭で取り上げた事例よりは、進学者支援の要素は強いように思えます。

さらに、入試難易度や、特に根拠のない世間からの評価の高い大学ということではなく、国が推し進めようとしているスーパーグローバル大学を対象にしていますから、結果的にほとんどが難関大だったとしても、「いやいや、難関大進学者じゃなくて、県のグローバル化への対応を牽引してくれる人材育成の支援ですから」と言えます。上手いと言えば、上手いですよね。

ただ、そこまで言い訳というか、弁解というか、逃げ道というか、そういったものを用意しないといけない制度って、どうなんでしょうね?

正々堂々とやるならば、いくつかの大学と連携して、沖縄県グローバル化対応プログラムとして、通常の授業に加えて、独自の科目群を設定して、そのコースを履修する県出身の学生に対して、現在の家計基準に加えて成績に応じて奨学金を支給するような制度でもいいですよね。

その連携大学が、たまたま難関大だけであっても、それは何の問題もないと思います。
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