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首都圏の介護施設で働きながら大学へ、介護現場の人材不足解消にも について考える

大学関係者にはお馴染マーチン・トロウの高等教育の発展過程。
これによると、日本の大学はユニバーサル段階に入っているということになるわけですが、本当にそうなのだろうか?と疑問に思うこともしばしばあります。
例えば、何かしらの障害があっても高等教育にアクセスできる、経済的な困難があっても高等教育にアクセスできる、そんな状態が実現できない限りは「ユニバーサル」とはならないと思っています。
それを実現するためには、公的な制度や補助だけでなく、民間のサポートやアイデアも必要になってくるのでしょうね。

首都圏の介護施設で働きながら大学へ ニライ塾が進学支援 介護現場の人材不足解消にも(琉球新報)という記事から。
 経済的な理由で進学が難しい学生を首都圏の高齢者福祉施設で受け入れ、働きながらの進学を支援する自立支援プログラム「ニライ塾」を県出身者が立ち上げ、次年度の入学に向けて、利用を呼び掛けている。企画したのは、学生の進学支援に取り組む介護コネクション=東京都=の奥平幹也代表(42)。学生は基本的に福祉施設からの貸付金と既存の奨学金を併用して学費を支払い、介護士として施設で働く。給与を生活費と借りた学費の返済に充てる。介護現場の人材不足にも対応する新たな就職進学の仕組みだ。(後略)

当面は確実に高齢化社会が進むわけで、介護施設で実際に経験したことを、自分の専門分野に結びつけて、自分の学びを深めることができれば、どの分野であれ、就職活動などでも興味深い自己アピールができそうな期待感はあります。

システムとしては、新聞奨学生の介護版といったところですね。

ただ、新聞奨学生は、住み込みが基本ですよね。

介護施設であれば当直などもあるでしょうから、学生の住居もお世話できる仕組みだと、さらに経済的な支援が厚くなります。

この仕組みが広がっていけば、それを前提として、奨学生の寮も兼ね備えたような施設も出来てくるかもしれませんね。

ただ一方で、そうなると、今度は学生が24時間勤務みたいな状況になってきて、プライベートとの境目がなくなってくる可能性もあるので、そこは難しいところですね。
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