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少子化に直面する韓国の大学、海外進出で活路模索について考える

少子化は、日本の大学教育に大きな影響を与えています。
もちろん、人口分布が変化をしてくれば、それにあわせた社会の構造を作っていかなければいけないという意味で、教育が話す機能は大きいわけですが、それよりもまず、経営的な側面への影響が大きいですよね。

そして、日本よりも、急速に少子化の影響が大きくなっているのが韓国です。

少子化に直面する韓国の大学 海外進出で活路模索(聯合ニュース)という記事から。
【ソウル聯合ニュース】少子化により志願者減少の影響を受けている韓国の大学が海外進出に活路を見いだそうとしている。

 名門の梨花女子大(ソウル市)がこのほど米国と中国進出プロジェクトを公開したほか、地方の国立大学も海外キャンパスの設置に意欲をみせている。

 これまで国内大学の海外キャンパス設置を一切認めてこなかった教育当局が私立大学の海外進出許可に続き、地方の国立大学にまで海外進出を認めるか注目が集まる。(後略)

韓国の大学制度では、日本では短期大学や専門学校にあたる教育機関も「大学」とされています。
単純に、日本と比較はできませんが、日本でも職業専門の大学が設立されようとしていますから、韓国に近づいているという言い方もできそうです。

この記事を見て、「ほう」と思うのは、「中国やモンゴルから分校設立のラブコール」というところ。

つまり、韓国の大学の海外進出のニーズがあるというところです。
法律・制度的な問題は置いておいて、日本の大学には、こういったラブコールは届いているのでしょうか。

「日本の大学はガラパゴス」と言われることがあります。
私は、ガラパゴスでも、生き残ることができるのであれば、それはそれでいいという考えです。
それでも、日本の中だけで生き残れない大学が、海外進出に活路を見出すかもしれもしれません。今のところは、海外からの留学生に頼るという状態ですが。
「大学のグローバル化」というと、レベルの高い大学の話のようにも聞こえますが、学生募集に苦労している大学ほど、グローバル化に対応しなければならないということも言えそうです。

しかし、日本の中で生き残れるかどうか汲々としている大学に、海外からラブコールが届くとも思えません。

結局、グローバル化とは強い者はひたすら強さを求め、弱い者は弱いなりに慎ましやかに生きる。
そういうことなのかな、と思ったりもします。

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