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2017年入試で入学定員増を行う私立大、受験動向への影響 について考える

都市部の大規模大の入学定員超過ペナルティへの対抗策としての、入学定員増については、以前も取り上げました。

大規模11私大、抑制策前に定員申請3倍に について考える

都市部の大規模大ということは、もともと受験生の注目も集まりやすい大学でもあります。

受験生はどう動くのでしょうか。

安田賢治のここだけの話 2017年入試で入学定員増を行う私立大(毎日新聞)という記事から。
 来春の入試では、44校で入学定員が計7354人増える。6月28日、文部科学省が「私立大学の収容定員の増加」に関して認可した。

 少子化にもかかわらず、大学の定員が増加するのはなぜか。文科省の地方創生の一環として、大都市圏の大学の入学定員を抑制する政策を打ち出している。

 大学全体の定員が8000人以上の大規模校の場合、これまでは定員の1・2倍を超えて入学させると、国からの助成金が支給されなかった。それを今年の入試から段階的に減らしていき、2018年には1・1倍まで引き下げるのだ。(後略)

記事では、「定員を増やした大学が人気になりそうだ」となっていますね。

こういう言い方はどうかとも思いますが、受験業界としては、より多くの受験生が難易度の高い大学にチャレンジした方が盛り上がります。

ただ、今回の定員増は、受験生のチャンスが広がるということとイコールなのでしょうか?
定員を増やして、これまで通りの水増し率で合格者を出して、これまで通りの超過率で入学者を確保するということであれば、確かにチャンスは広がります。

でも、今回の定員増は、大規模大がこれまで通りの合格者数を出して、これまで通りの入学者数を確保してもペナルティに引っ掛からないための策ではないのでしょうか。

そうなると、定員は増やしたものの、合格者数は変わらないということになりませんか?

ちょっと冷静になった方がよさそうです。

もちろん、前年入試で合格者数を絞った大学については、多少緩くなるかもしれませんので、そこはチャンスと言えそうですが。

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