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THEアジア大学ランキング2016 東大1位から7位にダウン について考える

みんな大好きランキングの話。

1つの評価軸で測れるもの以外については、算出方法次第でランキングは何とでもなるので、あまり関心を持ちすぎるのはよくない、と私は思っています。

でも、今、政策としては、そのランキングに入ることを目標にしてしまっているので、まったく逆行しているんですよね。

東大7位、なぜ…THEアジア大学ランキング2016、評価基準や昨年度比較(リセマム)という記事から。
 英タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(Times Higher Education、THE)が6月20日(現地時間)に発表した2016年のアジア大学ランキング。東京大学は2013年の調査開始以来3年連続の1位を保っていたが、2016年の順位は7位だった。国内の大学を中心に、昨年との順位比較や評価基準における増減を見ていこう。(後略)《佐藤亜希》

さっそく、データベースの変更による影響が出たということですね。
こうやって、簡単にランキングは変動するものです。
でも、論文数自体が停滞しているのですから、ランキングが上昇する要素は、もともとありません。

では、どうすればいいのでしょうか。
記事中に答えが出ています。
「日本の大学への公的投資は削減傾向にあり、新しい価値を生み出すことや世界の大学と競うことが困難である」状況を解消すればいいわけですよね。

ただ、気になることがあります。

シンガポールや中国の大学が高順位に入った要因として、「政府が教育期間への投資を増加させ、世界各国から優秀な人材を募る戦略にある」とされています。

前半は先ほどの日本が抱える問題の裏返しですが、もし、それが解消されたとしても、後半は実現できるのでしょうか?

日本の大学の先生方のキャリアの仕組みとして、まずは大学のポストを得ることが大変で、一度ポストを得られれば、そこからのキャリアは比較的スムーズだという印象があります。

「日本の大学」という組織に所属して、大学を異動しながら、ステップアップしていくような感じではないでしょうか。

「世界各国から優秀な人材を募る」ということは、大学の先生方にとっては自分たちのポストを譲るということでもあります。
「日本の大学」という一つの組織だと捉えた時に、自主的に、自分の身を削るような戦略をとれるものなのか、疑問だったりするのです。
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