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サッカー日本女子代表前監督、十文字学園女子大の副学長に就任 について考える

以前、ある大学人から、こんな話を聞きました。
「大学は、外からいろんな人材を入れて、いろいろな角度から学生を指導をしようと思っているんだけど、企業や行政などの世界で実績をあげてきた人を大学に迎えると、その人にとっては、それがゴールみたいになってしまって、期待していたほどのバイタリティを発揮してもらえない」

すべてがそうだとは思いませんが、確かにそんな感じの方もいそうです。

「なでしこ」の後は大学へ、佐々木則夫氏が十文字学園女子大学の副学長に就任(リセマム)という記事から。
 埼玉県新座市の十文字学園女子大学、東京都豊島区の十文字中学・高等学校などを運営する十文字学園は5月4日、なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)前監督の佐々木則夫氏が十文字学園女子大学の副学長に就任したことを公式Webサイトで明かした。
 十文字学園によると、同大学はこれまで、次世代の人材育成や女性が輝く社会の実現に向けた教育活動を行ってきており、2022年には学園創立100周年を迎える。4月28日には十文字中学・高等学校で記者会見を行い、佐々木則夫氏が副学長に就任することを発表。5月4日には、正式に学園Webサイトでも公表を行った。
《佐藤亜希》(後略)

有名人が教授になるということは珍しくはないのですが、副学長となると、思いつくのは京都造形芸術大の秋元康でしょうか。

学長の下に、何人かの副学長がいる場合、それぞれ何かの担当の副学長になっているはずです。
では、この副学長は何を担当することになるのか、記事では「次世代人材育成担当」となっていますね。
旧世代の人材を育成しても意味がないわけで、次世代人材育成というのは大学の使命そのものです。役割分担にはなっていないような気もします。

ちょっと気になるのが、「学外での次世代人材にとって有益な活動について積極的に対応して」というところ。
もちろん、在学生ではなくて、中高生などを対象とした具体的なプログラムの指揮を執るということであれば話は別ですが、この記事の表現だけでは、副学長という肩書でいろいろな場面で講演などをやって大学をPRする…とも読めてしまいます。それは、副学長が担う仕事でもないような気もします。
それなら、「広報担当副学長」でも、いいですよね。あるいは、サッカー部を中心に「学生スポーツ担当副学長」でもいい。それはそれで、とても重要な責任を負う職です。

彼が何に対して責任を持つのか、もうちょっとはっきりとさせておいた方が、本人も動きやすいのではないでしょうか。
スポーツ界に人は、目標がはっきりとしていれば、その目標達成に対する集中力はものすごいものがあると思いますよ。
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