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立命館アジア太平洋大学:3000人の留学生を抱え、地震にどう対処したか について考える

東日本大震災直後、日本の大学に留学していた海外留学生たちが続々と帰国するということがあったようです。被災していない地域の学生たちも、です。

日本で学んでいるとはいえ、言葉の面で、私たちが抱える不安とは比べ物にならないはずですから、ある程度は止むを得ないことです。

大分県にある立命館アジア太平洋大学も、その影響を受けた大学の1つですが、今回は、地震の当事者になってしまいました。

3000人の留学生を抱え、地震にどう対処したか 立命館アジア太平洋大学 今村副学長に聞く(日経ビジネスONLINE)という記事から。
今村 正治
 2016年4月14日、九州・熊本県を中心とした地域を地震が襲った。熊本県では40人以上の犠牲者を出し、阿蘇大橋が崩落するなど各地で物的被害が生じた。さらに16日未明にも大きな地震が発生し、今度は大分県で震度6弱の揺れが観測された。

 日経ビジネスオンラインでは、大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学(APU)の今村正治副学長に、地震が起きてから現在までの話を聞いた。

 APUは、約6000人の学生のうち、半数が80カ国から集まった留学生。しかも4月ということで、日本の学生549人と留学生325人の新入生が入学し、そのうち留学生のほとんどが大学内の学生寮に入ったばかり。学生寮では約50ヵ国・地域の1114人が暮らしており、市内にも多くの学生が住んでいる。

 国内外から学生が集まる日本有数の国際大学APUは、地震にどう直面し、対処したのか?(後略)

以前、APUに訪問した際に、大学スタッフからこんな話を聞きました。
「アフリカなどの留学生は、そもそも地震がどんなものか知りません。夜中に地震があったときは、『爆撃された』と大騒ぎでした」
そんな留学生が、学生の半分を占める大学がAPUです。

ただ、そんな大学だからこそ、学生も普段から助け合わなければ生きていけないという意識があるのかもしれませんね。

今の日本では「避難所で英語が通じない」なんてことは、普通にあることでしょう。
でも、APUであれば、留学生だけでなく、英語が使える日本人学生だって、そこに避難しているはずです。
その日本人学生がリーダーシップを発揮して、間に入るようになれば、各国の留学生にも対応ができるようになるはずです。

宗教や歴史的な経緯、現在の政治状況などを考えれば、決して良好な関係ではない国の学生もいるでしょうが、それでも、日本で学ぶためには対立ばかりしてもいられないでしょう。

日本的に譲り合うのではなく、それぞれが主張しながらもそれを乗り越えて、新しい関係性を作っていく。
普段の大学生活で、そういう経験を積んでいけば、このような事態になったときの行動にも活かされてくるのかもしれませんね。
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