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福井の5大学が学生向け資格制度「ふくい地域創生士」創設 について考える

大学の使命は、教育、研究、社会貢献の3つであると言われています。

「ん? 有為な人材を輩出し、研究成果によってさまざまな問題が改善、解決されることは、社会貢献じゃないの?」という声が聞こえてきそうです。
私もそう思います。この3つの使命が成立するためには、「社会に貢献しない教育や研究もある」ということが前提になります。もちろん、教育や研究の成果を悪用することはできるのでしょうが、それは大学の問題でもないような気もします。

やはり、3つの使命はすべて並列ではなく、教育と研究によって社会に貢献するという構造があるはずです。

そして、地方の大学にとっては、社会貢献=地域貢献の色合いが強くなりますね。

福井大など5大学が「ふくい地域創生士」、学生向け資格制度(日本経済新聞)という記事から。

 福井大学など福井県内の5大学は、福井に詳しい人材の育成を狙って2016年度に創設する学生向けの資格制度の概要を決めた。所定の科目を6科目以上履修し、県内企業でのインターンシップなどを経験した学生を対象に、3年生の終了時に「ふくい地域創生士」に認定する。就職活動に役立てるため、資格取得を示すバッジも検討中だ。(後略)

この福井県の大学連携については、以前にも取り上げたことがあります。
福井県:大学連携 駅前で共通講義 について考える
このエントリーの中で、「地元就職率アップを目標とするならば、地域のことを知って親しむというレベルではなく、この地域を、こうしたい!というビジョンを学生に持ってもらう必要がある」と書いています。

これと同じことを、行政や大学の皆さんも考えていたということですね。

県内企業でのインターンシップは、どのようなプログラムになるのでしょう。
「地域創生」を謳うのですから、就業体験程度では終わりませんよね。
クリエイティビティを発揮して、何かしらの課題解決を実現することで、「自分は、この地域に貢献できる(あるいは貢献したい)」と思えるようものだといいですね。

バッジが、どれほど就職活動の役に立つかは分かりませんが、これらの活動での成果と、そこから何を学んだのかをちゃんと自分の中に落とし込めれば、就職活動だけではなく、就職してからも役に立つものになるのではないでしょうか。
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