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不動産各社、留学生需要を見込んで学生向けマンション事業に力を入れる について考える

私が大学に進学するときは、大学進学=一人暮らしだと考えていました。むしろ、一人暮らし>大学進学でした。

大学が多い街でしたので物件はたくさんありましたが、自分が部屋を探すなんて、全くの初体験。自分に最適の部屋と出会うなんて、なかなか難しいものです。
最初に住んだ部屋は、1年で引っ越してしまいました。
(まあ、気軽に引っ越しできるのも、身軽な学生ならでは、ですが)

こういう学生用の物件って、不動産屋さんにとっては、どうなんでしょうね。儲かるものなのでしょうか?

伊藤忠が学生マンション、留学生需要に的(日本経済新聞)という記事から。
 不動産各社が学生向けマンション事業に力を入れる。伊藤忠都市開発(東京・港)は2017年に川崎市で1号物件を建設する。日本土地建物(東京・千代田)は東京都大田区で学生向け住宅を女子専用として建て替える。政府が受け入れ拡大を進める外国人留学生の増加が続くほか、管理人が常駐するなど防犯性を売り物にする学生向けマンションは女子学生らからの需要が根強い。将来は学生人口の減少が予想されるが、安定的な事業になると判断した。(後略)

「家賃11万円」という文字を見ると、「え? 別世界の話?」と思ってしまいますが、そういうニーズもあるんでしょうねぇ。

それはともかく。

学生向けマンションが安定的な市場だと思われているというのは、少々意外ですね。

確かに、ファミリー向けの物件と比較して、小さな土地でも部屋数を多く設置できるのでしょうが、学生は卒業すれば出ていくことがほとんどだと思いますので空室のリスクは高くなります。

さらに、もう何年も「地元志向」と呼ばれ、少々無理をしても自宅から通いたい(通わなければならない)学生も多いでしょう。

そして、長期的に見ても、学生数が増えない限りは、市場自体は広がりません。ある程度進学率が上昇しきってしまいましたので、今後伸びていくということもなさそうです。

ただ、記事にあるように、「大学が1棟丸ごと借りる」というようなケースは、確かに増えるかもしれませんね。

海外から学生を集めるためには、学生寮は必須だと思います。
しかし、土地の取得から建設、運営まで、大学がすべてを管理する負担が大きい。
であれば、民間の学生マンションを借り上げて寮にしてしまおうと考えるのは不思議ではありません。
施設設備のハード面だけでなく、管理・運営のソフト面についても、留学生をターゲットにノウハウを持つ不動産会社にまるごと委託できれば、大学としては楽ですよね。
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