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北陸新幹線開業の影響、北陸の受験生の関西離れ について考える

昨日のエントリーの続きのような話です。

昨日のエントリーでは、富山と関東という2者で考えていましたが、では新幹線が開業するまでは、富山の受験生はどこを向いてたのか。

お隣の金沢はもちろんですが、大阪・富山間は1本の特急で移動が可能で、関西へ向いている生徒も多くいました。

それが、新幹線開業で大きく変化をしたようです。

やっぱり!? 北陸の受験生、関西離れ 新幹線開業1年、影響くっきり(livedoorニュース・産経新聞)という記事から。
 沿線の観光地はにぎわい、開業効果に沸く一方、開業から初めてとなる今春の大学入試で、関西の私立大学は北陸3県からの志願者数が軒並み減少。北陸から東京へのアクセスが大幅に向上して首都圏の大学に受験生が流れたとの見方があり、大学関係者は「情報発信を強化するなど対策が必要」と危機感を抱いている。(後略)

これは、富山の高校の先生から聞いた話。

富山平野の中央には、呉羽山という小高い丘陵があります。
これによって、富山の地勢は東西に分かれていて、呉東・呉西と呼ばれ、異なる文化圏を形成しているばかりか、これが東日本と西日本との分水嶺でもあるそうです。
受験動向もこの影響を受けていて、東に位置する富山市などの生徒は東京を向いていて、西に位置する高岡市などの生徒は関西を向いているそうです。

新幹線開通という大きなトピックは、こういった伝統的な文化圏にも影響を及ぼしているのでしょうか。

大阪と富山を結んでいた特急サンダーバードは、新幹線開業にあわせて、金沢止まりになり、富山から関西に行くには乗換が必要になりました。
北陸新幹線自体は、金沢から福井、さらに大阪までの延伸が計画されていますが、いつになるのやら分かりません。

全国に高速鉄道網を広げて、結果的に東京一極集中がどんどん加速していくというのは、期待された姿なのでしょうか?

関西の大学としては、大学の力で交通の便を何とかすることもできませんので、あとは「人」の力でしょうか。
地元に戻って活躍しているOBにも協力を仰ぐといったことは、もう取り組んでますよね。
広報面だけでなく教育・研究でもがっつり地域に入っていって、遠くにあって憧れる存在というよりは「もう、地元の大学だね」と思ってもらえるぐらい近い存在になると、また状況も変わってくるのかなぁ。
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