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青森県:県内就職で大学入学に最大100万円助成について考える

かなり前のエントリーになりますが、こんな話題を取り上げたことがあります。
Uターン就職で奨学金返還免除について考える
大学もハコモノなので、地元に大学を作ったりするのではなく、奨学金で進学を支援し、かつ若年労働力の確保につなげる方法もありますね、ということを書いています。

医学部の地域枠も同じような仕組みですが、このような支援が広がっているようですね。

大学入学に最大100万円助成 ただし、青森県内に就職するなら(YahooニュースWeb東奥)という記事から。
 青森県は新年度、生活困窮世帯を対象に、大学入学時に必要となる一時金として最大100万円を貸与する奨学金制度を創設する。県内に一定期間就業、居住した場合、返済が免除される。県によると、返済免除型で100万円貸与の奨学金は全国初。2016年度の県当初予算案に事業費(家庭福祉対策教育支援貸し付け事業)1億1500万円を計上した。
 事業は、学ぶ意欲と能力がある子どもの教育の機会を確保し、教育格差を解消するのが目的。(後略)

生活保護の対象となる困窮世帯向けですので、誰でも使えるものではありませんが、これはこれで意味がありますよね。

生活保護世帯の子どもたちが、意欲と能力があるにもかかわらず大学に進学できずに、結果的に困窮の状態から抜け出すことができなければ、ずっと生活保護の対象であり続ける可能性も高くなるわけですから、この支援によって大学に進学し、県内で就職することができれば、生活保護の必要がなくなるうえに、税金を納めてくれるということになり、それは自治体にとってもメリットがあるということですね。

ただ、一方で、大学に進学するということは、自分の将来の選択肢を広げるという目的もありますので、その可能性を「県内で就職」という縛りで狭めてしまうのは、ちょっともったいないとも思ったりもします。
(もちろん、進路は自由に決めていいのですが)

この施策に賛同する企業が、一定期間は青森の事業所に勤務することを前提とした採用をすることによって、免除の対象になるとか、あるいは、県内に戻らなかった場合は、次の世代の若者を何らかの形で支援することで、いくらかの免除が受けられるといった策もあるといいですね。
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