September 2017  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

THEとベネッセ 日本版大学ランキング策定へ について考える

最近は、このブログのアクセス解析などはやっていませんが、かつて細かく調べていた頃には、「大学ランキング」といったキーワードで訪問される方がたくさんいらっしゃいました。

このブログを始めたのが、ちょうど世界大学ランキングが一般誌などでも取り上げられるようになってきた頃でした。

日本の大学があまり気にするべきものではないと思っていますが、この日本版を作ろうと動き始めているそうです。

大学ランキング、「日本版」策定へ 英教育誌とベネッセ(日本経済新聞)という記事から。
 「世界大学ランキング」を発表している英教育専門誌のタイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)が、「日本版」のランキング策定を計画していることが12日、分かった。ベネッセグループが協力し、早ければ年内にも発表する。(後略)

ふと疑問に思ったことは、「誰のためのランキングなのか?」ということ。

もちろん、本家の世界大学ランキングも、「誰のものか?」と聞かれると、微妙ではあります。
外国人教員比率や外国人学生比率が指標として算入されているということは、研究者や学生の国際移動が背景にあるものとは言えるでしょう。

日本版の大学ランキングも、日本の大学で研究した人、学びたい人に向けた情報提供ということになるのでしょうか。

世界大学ランキングでは、どうしても英語圏や移民政策をとっている国が優位になって、ランクインする日本の大学が少ないため、日本の大学で研究したい人、学びたい人にとっては情報が少ない。
「よし、日本の大学だけでランキングを作ろう!」ということでしょうか。

そうなると、ベネッセが協力する意味がどこにあるのか、という疑問が出てきます?
「THEの指標をもとに、大学側の意向も踏まえベネッセの独自データも加える」となっていますが、入試データ以外でベネッセが持っている独自データって何でしょうね?

入試のデータはたくさん持っているのでしょうが、それは日本の大学で研究したい人、学びたい人にとって、あまり意味のある情報ではありませんよね。

日本の受験生に向けてのランキングであれば、例えば進研ゼミなどのOBが実際に大学に進学してみてどうだったかといった情報を付加することもできますが、そうではないですよね。

この大学ランキングの作成にあわせて、例えば、大学向けに国際化支援や、個人向けに日本への留学支援、海外企業との共同研究支援など、新しい事業が展開されていくのでしょうか。
pagetop