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大学入試改革:国立大学協会が提言まとめる について考える

今日12月22日、高大接続システム改革会議が開かれていたようですね。
予定では、センター試験に代わる新たなテストのサンプル問題などが公表されるはずです。・

なかなか議論が進んでいる様子が見えなかったこの会議について、一定の回答が出てくることになります。

これにあわせて、国立大学協会が提言をまとめています。

大学入試改革 国立大学協会が提言まとめる
(NHK)というニュースから。
今の大学入試センター試験を廃止して、記述式の問題を加えた新たなテストを実施するという入試改革の方針について、「国立大学協会」は課題が山積しており十分な検討と準備が必要だとする提言をまとめました。
この提言は全国86の国立大学でつくる「国立大学協会」が21日、文書で発表しました。(後略)

国大協のホームページはこちらです。
高大接続システム改革会議「最終報告」に向けて

センター試験の廃止と新たなテストに対する認識は、私も同じですね。

まず、この議論が「センター試験はダメ」という前提に立っているという点で、スタート位置を間違えています。
まず、センター試験が達成できていることと達成できていないことを検証されてないですよね。
これは、危うい議論です。

もちろん、センター試験の弊害はあるでしょう。
選択型の問題では、必ず選択肢の中に解答があるわけですから、まず設問と選択肢を確認して、その上で本文を読むという解き方が定石になっているかと思われます。
これは、正しい読解の方法かというと、そうではないですよね。
だからこそ、大学に入ってから、文章を正しく読解する方法なんてことを勉強し直す必要があります。

数学の場合は、選択型ではなく、数字を埋めるタイプの問題が多くなりますが、それでも、その穴には整数しか入らないという前提を与えています。

記述型では正答に辿り着けない受験生も、選択肢をヒントに解けてしまうというのは大きな問題でしょう。
大学での学習は、予め用意された選択肢の中から正答を選ぶというものではないはずです。

この点では、高校と大学との接続の役割は果たせていないと思っています。

そういった問題点を明らかにした上で、「やはり共通テストの中で対応しなければならない」となったときに、それをどうやって新しいテストの中で補っていくのか、という議論をしなければならなかったはずです。
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