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地方創生のための定員厳格化、学生が減る地方も について考える

何度か取り上げてきた定員超過の罰則強化の話題。
大都市で私大の定員超過ペナルティ厳格化を検討について考える
都市部私大の定員超過罰則強化で、地方に分散進むのか? について考える
私大の学部新増設抑制へ バランス是正、国立大もペナルティー強化について考える
卒業後に地方で活躍できる場がなければ、結局、都市部の大学に進む学生は減らないと思われ、あまり有効な策のようには見えないということを、書いてきています。

それとはまた別の視点で、地方にとってマイナスの影響が懸念されているようです。

地方創生で学生減 定員厳格化、東農大網走など影響(北海道新聞)という記事から。
 大都市圏に集中する大学生の地方分散を目的に文部科学省が私立大学の入学定員の厳格化を打ち出したことに伴い、入学者が多い東京農業大生物産業学部(網走市)など一部の道内私大では来年度以降の入学者減は避けられないことが29日、分かった。政府の地方創生策に伴う措置だが、地元関係者は「地方の若者人口を増やす政策なのに、逆に減ってしまう。本末転倒だ」と困惑している。(後略)

学生の数が減る=地域にマイナスと単純に考えるのはどうなんだろうねぇ、とは思います。

本当は、その学生が地域で何をするか、大学と地域の関係性は?というところで、その効果は変わってくるはずですが、「学生一人につき●●万円の経済効果」とアタマ数で計算している人にとっては、それは心配事でしょう。

当然、個別の事例を見ていけば、このような話も出てきますよね。
東海大や日本大、近畿大など、各地にキャンパスのある大学は、どう考えているのでしょうね。

地方部のキャンパスの地元への影響を考慮して、地方キャンパスの学部・学科の定員の超過は甘めに設定して、その分、都市部のキャンパスの学部・学科はより定員管理を厳しくして、大学全体で帳尻を合わせるようなことをやるのでしょうか。
そんなことを、わざわざやるとも思えないですよね。

このような問題に配慮して、「大規模大の都市部キャンパスのみをペナルティ厳格化の対象とする」なんてことを、文科省はやってくれるのでしょうか?

その場合は、「じゃあ都市部ってどこなんだよ」という線引きで紛糾しそうですね。

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