November 2017  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

国立大の学長裁量経費、一律5%に について考える

先日の「文科省:入試、卒業厳格化など来年度から新補助 について考える」に続いて、来年度の予算の話題です。

国←→大学の関係を、学長←→各部門という学内の関係に置き換えると、これもまた同じような話になってきますね。

国立大の学長裁量経費、一律5%に 16年度予算から文科省(日本経済新聞)という記事から。
 文部科学省は2016年度予算から、国立大学法人の収入の柱である運営費交付金のうち一般経費の約5%を学長の判断で使える学長裁量経費とする。学長のリーダーシップやマネジメント力の強化が狙いだ。

 現在、国立大は役員会で学長の裁量経費を決めている。同交付金に占める割合は大学によって異なり、十分な規模を確保できないケースもあるとされる。(後略)

これは、通常の交付金に、5%分が学長裁量経費としてonされるわけではなく、他から5%分を割いて学長裁量経費に充てるということですよね。
学内の各部門から見ると、「学長は、我々の予算を取り上げた」という形になってしまいますが、大丈夫でしょうか。

学長裁量予算をどうするかなんてことは、それぞれの大学で決めればいいでしょう。

一定規模の学長裁量経費を確保できない大学は、そもそも学長のリーダーシップやマネジメント力がないのだと言うこともできます。

予算の裁量がなければ発揮できないリーダーシップというのは、本当にリーダーシップなのでしょうか(どちらかといえば、予算をとってくるのが、リーダーシップのような…)。

そういう学長に裁量経費を渡して、果たして意味のある使い方ができるのか心配なところです。

少なくとも、「学長裁量経費の率が高い大学ほど、よい改革が進んでいる」という検証があって初めて、この施策が出てくるのではないでしょうか。

まあ、「よい改革って何だ?」と問われると、さらに難しい話ではあるのですが。
pagetop