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私大の学部新増設抑制へ バランス是正、国立大もペナルティー強化について考える

地方創生の施策の一つとしての都市部の大学への定員超過厳格化の問題について、何度か、取り上げてきました。
大都市で私大の定員超過ペナルティ厳格化を検討について考える
都市部私大の定員超過罰則強化で、地方に分散進むのか? について考える

「筋の良い策には思えない」と書いてきてましたが、この話にはまだ続きがあるのだそうです。

私大の学部新増設抑制へ バランス是正、国立大もペナルティー強化‐斎藤剛史‐(Benesse教育情報サイト)という記事から。
政府が掲げる地方創生の一環として、文部科学省が地方の大学に学生を誘導するため、都市部の大規模校を中心に私立大学の定員超過へのペナルティーを厳格化することは、以前の当コーナーで紹介しました。今回は、都市部と地方の大学生の均衡を図るために文科省が放つ次の矢の内容をお伝えしたいと思います。私立大学の学部設置認可の見直しと、国立大学の定員の扱いです。(後略)

国立大については「2019(平成31)年度から実質的に1人の定員超過も難しくなる」というのは、すごい話ですね。
私立大に比べれば、はるかに歩留まり率は高いはずですが、それでも、歩留まり100%ではないでしょうから、いかに合格ラインを引くか、とても難しくなります。

もしかしたら、ペーパーテストではなくて、面接であらゆる角度から質問して「この志願者は、合格を出したら、どれぐらいの確率で入学手続きをするか」というところまで、見極める必要が出てくるかもしれませんね。

少なくとも「定員」というものの認識を変える必要がありそうです。

これまでは、定員というのは超過することもあれば、割れることもある、一つの基準のような認識だったのではないでしょうか。
あまりにも超過しすぎると適切な教育環境を提供することができなくなるという、ある意味「適正定員」です。

しかし、これからの定員は、これを超えたらアウトという「上限定員」ですね。

したがって、さまざまな計画を立てるにあたっては、例えば定員充足率95%で成立するか?といった試算をすることになるのでしょうね。

「定員」というものがある以上、それを厳格に運用しようという動きに対して抗うことはやりづらいでしょうから、結局、大学が委縮するだけのような気がします。
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