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昭和女子大:女子学生のための優良企業ランキング について考える

就職関連の話題で「企業ランキング」と言えば、まず出てくるのは学生から人気の高い企業のランキング。

学生から人気の高い企業がいい企業かといえば、それは「?」がつく。
そもそも、学生たちは、働く場所としてのその企業をどれほども知らないのですから。

では、どうすればいいのか。

たぶん、誰にとっても、いい企業、いい職場というのは、有り得ないのでしょう。

だから、私たちは「どう働きたいのか」を考える必要があるということです。

女子学生優良企業ランキング…チャレンジ志向女子の1位は明治安田生命」(リセマム)という記事から。
 昭和女子大学女性文化研究所は、「女子学生のための優良企業ランキング第4回(証券・保険・金融業、電気機器業)」を発表した。女性のライフスタイルにわけて調査し、「チャレンジ志向」の女子学生にお勧めの証券・保険・金融業では、明治安田生命保険が1位となった。

 ランキングは、同研究所の「女子学生のための企業評価プロジェクト」がまとめた。「CSR企業総覧2015年版(東洋経済新報社)」のデータから、女性の平均勤続年数、両立支援制度、役職登用率、多様な人材活用などを指標に、女性が働きやすい企業を調査。今回対象の企業は、「CSR企業総覧」に掲載された電気機器業91社、証券・保険・金融(銀行を除く)33社。(後略)《田中志実》

このランキングの前身の研究について取り上げたことがあります。
昭和女子大:学生に向け「ホワイト企業」ランキングを作成 について考える
なかなか難しいチャレンジだけど、働き方の価値観でタイプ分けしたランキングというところが面白い、ということを書いています。

その点は継続しているようですね。

記事の表現では分かりづらいのですが、このランキングは、まず、「女性の働きやすさ」を2つの軸で測っているようです。

1つは、女性の勤続年数や小さな子どもをもつ社員への支援制度などから算出したワーク・ライフ・バランスの指標A。
もう1つは、女性の管理職登用率などから算出した、女性がキャリア・能力を伸ばしていけるかという指標B。

AもBも高いのが、「チャレンジ志向の女子学生にお勧め」とされている企業。
Aはちょっと落ちるけれど、Bが高いのが「バリバリ仕事がしたい女子学生にお勧め」の企業。
Bはちょっと落ちるけれど、Aが高いのが「出産・育児を越えて就業継続したい女子学生向け」ということですね。
もちろん、AもBも低いのは論外ということで。

ただ、よく考えたら、この指標は、男性にとっての働きやすさでもあるのではないでしょうか。
「女性だけの職場」という特殊な例を除けば、女性だけが生き生きしている企業というもは、あまり想像できません。
このようなランキングに上がってくる企業は、男性も女性も働きやすい企業ということなのでしょう。

実際に、指標の要素の中には、女性に限った制度ではなく、例えば男性の育児休業取得率なんていうのも入っていたりするようです。

男子学生が、このランキングの企業や、このランキングの指標に興味を持つようになったら面白いですね。
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