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新しい大学入試、当初は短文解答で について考える

現在、検討されている、新しい大学入試と高大接続の問題。

これまでにも、何度も取り上げてきましたが、「こんな力を伸ばすことが必要だよね」ということについては、まったく異論はありません。
でも、それをまるまる入試で測定しなければならないのかというと、そこはまた別の話なのではないかと思ってしまいます。

新大学入試、当初は短文解答で…文科省素案」(読売新聞)という記事から。
 大学入試センター試験に代わり、2020年度から実施する新テストの在り方を検討する文部科学省の有識者会議が18日午前、同省内で開かれ、改革の素案が示された。
 新たに導入する記述式問題については、コンピューター採点などの体制整備が必要なため、導入当初は短文での解答とし、次期学習指導要領で学ぶ高校生が受験する24年度からは、長文解答の問題を出題するとしている。(後略)

なぜ、短文からスタートするのでしょうか。

多肢選択型を10文字程度の短文記述型に変えれば、基礎的知識ではなく、思考力・判断力・表現力を測ることができるのでしょうか?
あまり多肢選択型と変わらないような気もします。
もともと測りたい能力を測れないのだとしたら、そんなことをする必要はないでしょう。

技術的な問題なのでしょうか?
長文を処理する技術がないから?、その体制が構築できないから?
長文記述型の設問への出題・採点側の練習だとしたら、ちょっと受験生に失礼な話。

何度も同じようなことを書いてきていますが、「新テストでは、教科の基礎的な知識・考え方を徹底的に見ます。ただし、教科書には記述がなくても、高等学校で学習する知識を応用することで解答できるような発展型の問題も加えて、難関大の入試にも対応できるものにします。その分、各大学の個別試験では、単純な知識確認型のテストではなく、受験生の思考力・判断力・表現力を問う選考方法を工夫してください」ということで、いいと思うのですが。

もう、今となってはダメなんでしょうね。
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