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私有スマホで授業活性化、双方向性を活用について考える

アクティブラーニング関連の話題で、まるで、それ専用の教室を用意したり、いろいろな備品を用意したり、ICT機器を導入することがアクティブラーニングだと思われるような勘違いがあったりもします。

そういうものではないですよね。

もちろん、そういった環境が整っていれば出来ることも増えるのでしょうが、ないならないで工夫はできるはずです。

私有スマホで授業活性化 大学、双方向性を活用」(朝日新聞)という記事から。
佐藤恵子
 大学の大教室で、学生の私有スマートフォンを使った授業が増えている。学生がスマホに書き込んだ意見を、その場でスクリーンに映し出したり、教員がコメントしたり。学生の興味を引きつけるのが難しい大人数授業で、双方向性を出そうという試みだ。(後略)

アクティブラーニングという文脈の中で、よく紹介される機器の一つにクリッカーがあります。
選択肢を用意して、扇風機のリモコンのような端末で番号を選択すれば、瞬時にそれが集計されて、画面上に表示されるというもの。
その端末が、なかなかいいお値段するようなのですが、「学生はスマホを持っているんだから、アプリやWebサービスで対応できるんじゃないの?」と思ってしまいます。
実際に、アプリでクリッカーと同様か、それ以上のことができるようなサービスを行っている企業もあるようです。

ただ、スマホを持っていない学生がいるとしたら…と考えてしまうと、それをデフォルトで授業をすることはできなかったりするのでしょう。
全員にiPadを配布なんてことができれば問題はないのでしょうが、当然、その分の予算がかかります。

まあ、そういった機器を使わないとしても、通常の授業は、教科書とペンとノートを、学生が持っていることを前提に進められているわけですから、その適用範囲が広がったと思えば、スマホやタブレットなども学生が準備してくるべきものという言い方もできそうではあります。

とはいえ、金額的なハードルがねぇ。

自分が普段から使っているものを使いたいという学生は個人所有機を使い、そうではない学生は大学が提供するサービスを利用できる、うまくバランスのとれた展開ができるといいですよね。

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