来年度の入試から導入される、京都大の特色入試。
最初に発表された頃に一度取り上げました。
「
京都大:2016年度から課外活動などを評価する特色入試 について考える」
学部によって、提出書類、選抜方法はばらばらなのですが、今回、特色入試としてひとくくりで案内するサイトが開設されたそうです。
「
京大、特色入試の特設サイトを開設…募集人数や関連資料を公開」(リセマム)という記事より。
京都大学は、特色入試に関する情報をまとめた特設Webサイトを開設した。特色入試のポイントや募集人員、入試日程、よくある質問、関連資料、イベント情報などが掲載されている。
平成28年度より全学部で実施する「京都大学特色入試」は、高等学校での学修における行動と成果の判定と、志望する学部におけるカリキュラムや教育コースへの適合力の判定を行い、高等学校段階までに育成されている学ぶ力および学部の教育を受けるにふさわしい能力や志を総合的に評価する新しい選抜制度。もっとも早い学部・学科の願書受付は平成27年10月に開始する。(後略)《工藤めぐみ》
特設サイトはこちら
京都大学特色入試
サイトには、提出書類の様式もアップされています。
先のエントリーでは、「学業活動報告書」「まなびの設計書」について触れています。
「学業活動報告書」がこれまでの実績で、「まなびの設計書」が今後のプランと書いていますが、「まなびの設計書」にもこれまでの実績の要素が含まれていますね。
「志望理由書レベルだと、ちょっと不安」とも書きましたが、FAQには、「大学への志望理由だけでなく、高等学校での学習から卒業後の進路まで含んだ、高等学校、大学、社会人までをつなぐ設計書」と書かれていますね。
学部により書式は異なっていますが、求められている要素は、4点。
「高校時代までに何をしてきたか」
「なぜその学部・学科を志望するのか」
「その学部・学科で何をどう学びたいか」
「学んだことを、卒業後にどう活かしていくか」
もちろん、この4点がしっかりとつながっていることで、説得力が増すということでしょう。
そのように考えていくと、京大の特色入試に限定せずに、真っ当な推薦入試の指導で対応できるとも考えられますね。
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