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畿央大、1人1台Surface貸与、操作方法は一切説明なし について考える

私が社会人になった頃に、職場にPCが導入されはじめ、1人1台という環境が整えられました。

研修のようなことはやったのだと思いますが、結局、周りに教えてくれる人がいないので、自分で探りさぐり操作しながら、エクセルの関数の使い方などを見つけてきては教え合うようなことをしていました。

自分の業務そのままの事例はなかなかないので、「この仕事は、在庫管理で同じような計算が必要になるはずだから・・・」と、汎用的な事例に置き換えて事例を探してみる、なんてことをやっていました。

畿央大学、1人1台にSurface--操作方法を一切説明しない方針」(ZDnet)という記事から。
 畿央大学では、教育現場におけるICTの活用を拡充すべく、学生の私的端末を活用するBYOD(Bring Your Own Device)でなく大学側で端末を調達して学生に貸与するCOPE(Corporate Owned, Personally Enabled)を実施、2014年度の新入生から全員に1人1台のPCを配布して運用を開始した。日本マイクロソフトが12月15日、ユーザー事例として公表した。
(中略)
 大学側では、新年度開始に「授業において操作方法の説明は一切行わない」というユニークな方針で臨んだ。その結果、Microsoftの公式動画などで事前に操作方法を予習したり、学生同士で教え合うなど自発的な学習によって学生たちのICTスキルが著しく成長、多くのPCトラブル時の対応にも自信を持つまでに至った。
(後略)

「一切説明しない」とはいえ、ただ学生に丸投げするわけではなく、学生が調べれば分かるようにコンテンツは整えておくということですね。

そのアクセス状況をチェックすれば、学生がどこでつまづきやすいのかを把握することができますから、コンテンツの改善にもつなげられそうです。

一方で、学生同士の教え合いを促進するためには、何か工夫はあるのでしょうか。
つまづいたまま、他の学生に助けを求めることができないような学生が出てこないか、少し心配なところではあります。

最初にガイダンスなどを行って、そこでグループを作らせれば、そのグループがガイダンス後も継続して教え合いにつながっていくのでしょうが、一切説明しないんですよね。

あるいは、それぞれの授業の中で、学生がグループで何かしらのワークに取り組み、その中でPCのスキルが必要な課題を与え、自然と教え合いの関係が築かれるような仕掛けが埋め込まれているのでしょうか?

もちろん、みんなが同じ機種を持つこと自体が、教え合いを促進する一つの仕掛けだとも言えるのでしょうが。

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