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芝浦工業大:ブラジルから留学生82人、国内最多の受け入れ について考える

このブログでも、何度か話題にしたスーパーグローバル大学創成支援事業。
スーパーグローバル大学創成支援、37校を採択 について考える
採択大学は、トップ型と牽引型の2種類のカテゴリーに分かれています。

トップ型は「他の大学のことなどいいから、とにかく世界で勝負して突っ走ってくれ」、牽引型はその名の通り「他の大学が参考にできるような取り組みを先頭に立って進めてくれ」ということだと解釈しています。

したがって、牽引型に採択された大学はバラエティに富んでいます。
その中でも、唯一の私立の工科大学が、芝浦工業大です。

現場を歩く グローバル化 ブラジルから留学生82人、英語で意思疎通 国内最多の受け入れ…芝浦工大」(読売新聞)という記事から。
 11月中旬、芝浦工業大学(東京都)で行われた授業「高度情報演習2B」。

 受講生は日本人学生34人とブラジルからの留学生23人。6、7人ずつのグループに分かれ、「複数のプログラマーが一つのコンピューターソフトを作る」という課題について話し合った。日本人のほか、公用語がポルトガル語のブラジル人にとっても外国語である英語で、意思疎通を図る。(伊藤史彦)(後略)

「リーダーを育てることではなく、世界の人たちと協働できるエンジニアの育成」という狙いはよく分かります。

トップ型の大学では、いわゆるグローバルエリートを育てるということが目標になるのでしょう。
でも、それは、ごくごく一部の大学の大学生の話。
世の中は、多様な人たちで構成されているわけですから、全員がグローバルエリートにならなければならないというわけではありません。
グローバルエリートを育てなければ意味がないという話でもありません。

それぞれの大学の置かれた環境の中で、育成すべきグローバル人材があるはずです。

昔の感覚だと、日本人が海外で働くためには、「現地の方たちに溶け込む」といったことを考えたのではないでしょうか。
逆に、日本において、海外の人と一緒に働くためには、日本に溶け込んでもらうということを考えたでしょう。

でも、グローバルというのは、そこにいる人も、現地の人ばかりとは限りません。
つまり、「溶け込む」ではないということです。

よく、入社や転勤、転職で、新しくチームに加わるときの挨拶で「一日も早く職場に馴染んで・・」という決まり文句がありますが、これも溶け込むに近い感覚ですね。

同化するのではなく、それぞれが独立した存在として、その上でチームワークを発揮するためには、どうすればいいのか、そういうことを学んでいく必要があるのでしょう。

ブラジルは、ポルトガルをはじめとするヨーロッパ、アフリカ、中東、もちろん日本からも、さまざまな地域からの移民と先住民で構成された国ですので、そこで育った留学生と一緒に学ぶことは、日本人学生にとってもよい機会になりそうです。

comments

こちらの投稿と記事を読むまで、日本でScience Without Bordersの受け入れをしていることを知りませんでした。北米ではよく見かける、聞くプログラムですが、たとえばカナダでは、有名大学にて300-400人単位で派遣を受け入れているそうです。

  • Penguin
  • 2014/12/12 11:18 PM

私はScience Without Borders自体知りませんでした。
規模が違いますねぇ。
日本では、この芝浦工大が最大の受け入れだそうです。

  • kange
  • 2014/12/15 10:32 PM
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