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武蔵大:ロンドン大の学士号が取得できるプログラムを開始

2つの大学の学位を取得するダブル・ディグリーやデュアル・ディグリーと呼ばれる制度があります。

在学中に、2つの大学で学びますので、一方の大学で学んでいる時にはもう一方の大学の授業は履修できません。
かなりハードで、制度上は4年間で2大学の学位取得が可能であっても、実際にはもうちょっと時間がかかったりします。

これが、1つのキャンパスで2つの大学の授業を受講できれば、両方のカリキュラムを並行して履修することができますので、ロスは減ることになります。

武蔵大学、ロンドン大学の学士号が取得できるプログラムを開始」(リセマム)という記事から。
 武蔵大学は、日本の大学では初となる「ロンドン大学と武蔵大学のパラレル・ディグリー・プログラム」を2015年度より実施すると発表した。

 「パラレル・ディグリー・プログラム」では、武蔵大学(東京・江古田キャンパス)で両大学の講義を受講し、双方の試験に合格すれば、双方の大学の学位を取得できる。対象は経済学部の入学生20名程度、語学の成績などで選考を行う。追加の学費は4年間で約50万円で、個人で受講する場合と比べ、約半額でロンド大学の学位を国内で取得できるという。(後略)《水野こずえ》

冒頭に書いたようなメリットがありますので、デュアル・ディグリーでも、ダブル・ディグリーでもなく、「パラレル・ディグリー」と呼んでいるのでしょうね。

気になるのは、ロンドン大学の科目は武蔵大の教員によって講義されるということ。

つまり、ロンドン大のカリキュラムは、別の大学の教員が授業を担当しても「ロンドン大の授業だ」と言えるレベルに構築されているということですよね。

同じようなことが、日本の大学でも可能なのでしょうか?

日本の大学の授業は、個々の先生のモノという意識が強くないでしょうか?
一つひとつの授業が独立していて、その集合体がカリキュラムであり、最初からカリキュラムという全体像があって、それを細分化したものが科目、授業であるという意識は弱いように感じます。
(理系だと、内容的に積みあがっていくので、そこまでではないと思いますが)

もちろん、昨日のエントリーで書いた、ロボットにとって代わられるような職業のように、誰がやっても同じ授業がいいというわけではありません。
最低限、求められるものがあって、それをどう学生に伝え、学生に考えさせるかという点については、担当される先生方の創意工夫のしどころです。

せっかく、武蔵大の先生が授業を担当されるのであれば、パラレル・ディグリー・プログラムの20人の学生だけでなく、その授業手法などをその他の多くの学生にフィードバックできるといいですね。

comments

はじめまして。武蔵大でパラレル・ディグリー・プログラムを担当しております東郷と申します。ネットで取り上げていただいてありがとうございます。

ロンドン大のカリキュラムは、別の大学の教員が授業を担当しても「ロンドン大の授業だ」と言えるレベルに構築されているということですよね。とのご質問、とても重要なポイントと認識しております。

まさに、そこのところが我々がこのプログラムが魅力的である、と自負しているところです。

このプログラムの授業内容、試験問題、採点はロンドン大学およびLSEが担当しております。

また、このプログラムを担当する本学教員は、ロンドン大学の厳しい審査をうけていますし、担当後も模擬授業を行い、教育指導を受けています。

ロンドン大学は学士号を出す以上、卒業生の質の管理は厳しく行っているということです。

また、我々もこの経験を武蔵大学全体に反映させていこうと考えています。

今後とも様々なご意見頂ければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

  • 東郷 賢
  • 2016/06/10 5:54 PM
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