私は普段はコンタクトレンズをつけて生活しており、裸眼だと視力は両目とも0.1もありません。
したがって、裸眼視力が必要な警察官や自衛官になることはできませんが、それでも当たり前に仕事はしています。
障害のある方の就労というのも、そういうものなんだろうと思います。
どうしてもできない仕事はあるけれども、自助やサポートによって働ける場はあるはずだ、ということです。
「
発達障害の大学生の就職支援始まる 専門施設や大学が後押し」(msn産経ニュース)という記事から。
発達障害の大学生や卒業生の就労支援が始まっている。大学の街・京都では今春、就職活動や職場定着をケアする専門施設がオープン。就職活動がうまくいかなかった学生のために卒業後の就労を後押しする大学もある。卒業後の引きこもりなど社会で孤立しないための就労支援が求められている。(横山由紀子)
まだまだ、一つひとつの大学の中では、このような発達障害を持つ学生は少数かもしれません。
専門スタッフをおいて就職をサポートをするような体制を組むほどではないのかもしれません。
入試の面、学生生活を送る面では、サポートも整ってきているという印象はあります。
「
福井県立大:発達障害の学生サポートに全学でチーム について考える」
まだまだ、就職活動の面では、採用する側の体制もありますから、難しいところもあるのでしょう。
「
発達障害の学生の就職面接に大学職員が同席 について考える」
だからこそ、記事にあるような専門施設が果たす役割は大きいのでしょう。
そして、これから、このような学生が、それぞれの大学で増えていくとしたら、専門施設と連携しつつ、学内でもサポートをしていくという将来の姿が想像できます。
そのためには、専門施設の役割として、現在、発達障害のある学生の就職活動を支援するだけでなく、将来、このような学生を学内で支援できる専門的な人材を育成するといったことも視野に入れられているといいですね。
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