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金沢大:授業免除で研究に専念するリサーチプロフェッサー制度を導入 について考える

大学教員に対する批判でよく聞くのが「研究にばかり関心が高くて、教育を軽視している」という話。

ただ、個別にお話を聞くと、週に十数コマという授業を担当していて、「これじゃあ、軽視どころか、授業とその準備だけで終わって、研究どころじゃないよな」と思われる先生もいらっしゃいます。

金沢大学、研究専念へ授業免除 教員向け新制度」(日本経済新聞)という記事から。
 金沢大学は教員が自らの研究に専念できる制度を設ける方針を固めた。学外から採用する人材を含めて60〜70人程度を検討中で、2014年度中にも導入する。医学や工学系を中心に、高度な学術研究の成果を出しやすくするのが狙い。研究に強い大学のイメージを通じて、若手研究者や学生の獲得に役立てるほか、産学連携の推進も期待できる。(後略)

若干、ロジックがおかしいのが、「研究に専念できる制度を作って、研究に強い大学のイメージを通じて、学生の獲得に役立てる」というところ。
研究には強いが、その研究者に指導を仰ぐことができないのでは、学生の獲得には役に立たないのではないでしょうか。

しかも、研究者の皆さんにとって魅力的な制度だとすると、極端な話ですが、学内の多くの教員がこの制度に応募して、結果的に、学生の指導にあたるのは、この制度に落ちた先生ばかりということになってしまうと、学生としてはちょっと・・・という気もします。

サバティカル制度がある大学も多いと思いますが、長い在職期間が必要だったり、人数が限られていたりして、結構厳しいとも聞きます。

待遇を分けて、役割分担をするのもいいのですが、学内の先生方に対しては、例えば、4年間授業や学内委員を担当した後は、1年間授業や委員を免除して研究に専念するといった「ゆるめのサバティカル」でもいいのではないでしょうか。

それでも、ある程度、教員数に余裕のある大学でないと無理だとは思いますが。
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