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北海道大:海外の研究室誘致へ新組織 について考える

大学のグローバル化。
個々の大学がそれぞれの戦略の中で、海外から研究者や留学生を集め、「世界に通用する大学へ」を目指すということは分かるのですが、それを国が旗を振って推し進めるということが、もう一つ理解できないでいます。

北大、海外の研究室誘致へ新組織設立」(日本経済新聞)という記事から。
 北海道大は23日、海外の大学から研究室単位で研究者を誘致するため、学長直轄の教員組織を4月1日付で設立したと発表した。第1弾として放射線がん治療の分野で米スタンフォード大の研究室を誘致したほか、今夏には人と動物の共通感染症治療の分野で複数の研究室を招く予定。(後略)

このユニット誘致については、以前とりあげたことがあります。
文部科学省:世界トップクラスの研究室を丸ごと誘致で国立大学を強化 について考える
「単に、研究実績を輸入するだかなのか?」ということで、否定的に捉えています。

ただ、この北大の記事を見ると、少なくとも「研究実績を輸入するだけ」ではなさそうですので、私の見方は修正した方がよさそうですね。

最初に私が想像していたのは「さあさあ、資金と環境をこちらで用意しますから、どうぞ自由に研究に打ち込んで、実績を上げてください」というイメージ。
しかし、記事によると「研究室を誘致したうえで、共同のプロジェクトを進めましょう」という取り組みのようです。

そして、複数のユニットを誘致することによって、特定の分野について、世界的な研究拠点にしていこうということですね。

そこまでに世界的に認知されれば、「誘致」なんてことを考えなくても、自然と研究者も留学生も集まってくるということになっていくのでしょうか。
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