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専修大学 入試処理ミスで944人追加合格 について考える

専修大学のセンター利用入試で、処理ミスのために、本来合格であったはずの受験生が、大量に不合格になっていたそうです。

1000人近くの追加合格者を出して、大丈夫なのか?と心配される方もいらっしゃると思いますが、センター利用入試はそもそも入学手続き率が低いので、他の入試方式で合格者を絞るといった影響はないと思われます。

でも、このミスからは、多くのことを考えさせられます。

専修大学入試でデータ処理ミス 944人追加合格』(asahi.com)という記事から。


 専修大学(東京都千代田区)は15日、大学入試センター試験を利用した前期入試でデータ処理のミスがあったため、全6学部で延べ944人を追加合格にする、と発表した。大学入試の追加合格としては異例の多さ。当初の合格者数は延べ2914人で、3割以上も増えることになる。本来は不合格だった受験生が相当数、誤って合格とされたが、合格を取り消すことはしないという。

 同大によると、前期入試は複数学部併願可能で、大学入試センターから提供された成績で合否判定する。募集人員は6学部合計で363人。1万528人が志願し、13日に合格発表をした。ところが、07年入試のデータが大学のシステムに残されていたため、誤った結果が出力され、本来は合格していた人が大量に不合格となっていた。
(後略)


このミスが発表される前に、2ちゃんねるでは結果に納得のいかない受験生が、自己採点での自分の得点率と合否の結果を報告しあい、「おかしいんじゃないか」という話題が持ち上がっていました。

このミスが発覚したきっかけは、受験生からの問い合わせのようですが、通常、自分の合否判定に疑義があって問い合わせても、大学は応じてくれないでしょう。
このような掲示板を見た受験生が、大量に問い合わせたのだと想像されます。
今のネット時代だから発覚したミス、さらに自己採点が可能なセンター利用入試だったから発覚したミスだと言えるでしょう。

大学の発表では、原因はデータの消し忘れとのこと。
どのようなデータの持ち方で、どのような処理をされているのかわからないが、ちょっと納得できない。
例えば、昨年の受験生のレコードが残っていて、今年の受験生と混じって合否の判定を出したのだとしたら、本来の合格者が不合格になってしまう現象は理解できますが、不合格者が合格してしまうということはないはず。
ちょっとおかしいですね。

そして、これは単純なミスではすまされない。
なぜなら、自己採点ではまず合格圏内の得点のはずだが、不合格になったということは、重大なマークミスをしている可能性がある。
と言うことは、その大学だけでなく、他の大学にだって合格できない可能性が高い。
国公立大学の出願がすでに終わった時点で、この結果を出された受験生はどうなるでしょう。
もう2次試験どころではありません。

正しい合格者に追加合格を出せば済む、という話ではありません。大学は、その重大さを認識されていますでしょうか。

合否結果については、本人に通知されても、その理由についての説明はない、というのが一般的。しかし、入試も教育の一環だと考えるのであれば、照会には応じるということも考えないといけないのかもしれません。


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