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東京工業大も博士課程授業料ゼロについて考える

以前、紹介した東大の博士課程で授業料ゼロの話題に引き続き、東工大でも同様に博士課程の授業料相当額の奨学金が付与されるようになるそうです。
明らかに、東大への対抗ですね。
こうなると、体力勝負と言うか、チキンレースと言うか、果たしてどれほど他の大学に波及するものなのでしょうか。

授業料「ゼロ」、東工大も 東大に対抗』(asahi.com)という記事から。
 東京工業大学(東京都目黒区)は21日、来年度から大学院博士課程に進学するすべての学生について、授業料(年額53万5800円)を実質的にゼロにすると発表した。東京大が来年度から大半の博士院生に同様の支援をするが、全員を対象にするのは国立大学で初めて。東京大との「頭脳」獲得競争が激しくなるとともに、他大学にも波及しそうだ。

 東工大の博士課程に進むのは約540人。このうち、日本学術振興会から経済的支援を受けたり、授業料免除になったりしている学生を除く約400人を研究補助者(RA)、教育補助者(TA)にし、報酬として授業料相当額を払う。


大学院博士課程ともなると、教育機関の側面よりも、研究機関の側面が強くなってくるのでしょう。
少なくとも、東大・東工大は、博士課程の院生は研究者として扱います、という態度の表れではないかと私は捉えています。

これは、「東大・東工大だからできる」と考えない方がいいでしょうね。
多くの大学では、大学院生は、教員の研究員を手伝うという形で、大学の研究に貢献しています。
扱いが酷い場合も多く、以前、このサイトにコメントを付けていただいた方は「ソルジャー」と表現されていましたね。

教育機関として、高度な指導、優れた教育を施すということであれば、必要な学費はしっかりと学生から徴収する。
もちろん、その質が問われることになります。

研究機関として、学生も一人の研究員として扱われるのであれば、それに相応しい対価は支払う。

東大や東工大のこのシステムが、このような当たり前のことをあらためて考える機会になるのではないでしょうか。

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comments

報酬として、がミソです。
つまり研究予算がそこにつぎ込まれるのです。

  • 2008/07/12 3:51 PM
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