August 2020  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

大阪市立大大学院入試で「難しすぎる」出題ミス について考える

一時期ほど、大学入試における「悪問」は話題にならなくなったような気がしています。
解答が複数あったり、解答がなかったりする場合はもちろんですが、扱っている内容が高等学校の指導要領の範囲を越えているものも批判の対象になります。

これが、大学院入試の場合だとどうでしょう。

「難しすぎる」と全員正解に 大阪市大大学院で出題ミス」(47news)という記事から。
 大阪市立大は14日、大学院理学研究科前期博士課程の入学試験で、難易度が高すぎる問題を出題するミスがあったと発表した。この問題について、受験した36人全員を正解とする。合否に影響はないという。(後略)

「大学の教育内容を超える専門性」とありますが、高校までのように指導要領があるわけでもないのですから、大学の教育内容に上限はありませんよね。上限のないところを「超える」とは、どういう状態なのでしょう?

学部入試の場合は、高等学校で使用する教科書の記載次第で「この選択肢も正答と考えられる」といった指摘があったりします。
でも、学部教育でも、当然テキストはありますが、検定教科書ではありません。
何を使おうが、どこまでやろうが、それぞれの学科の考え方次第です。
あるいは、この分野に「コアカリキュラム」的なものってありましたっけ?

これが、受験者全員が正答にたどり着けなかったのだとしたら、「ミス」かどうかは別にして、入試問題としての機能は果たしていないとは言えます。
実際、正解者はいるのですから、あえて「ミス」とすることもなかったのではないでしょうか。

comments

その通りです。大阪市大の対応についてはあまりにも高飛車すぎて呆れます。入試問題の出し方の基準、点検体制など入試の客観化と透明性について、社会的に明らかにすべきではないでしょうか。

  • 北大路仁
  • 2012/09/18 2:39 PM
twitter    

trackback

pagetop