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東北大:災害科学国際研究所 震災を機に文理の力結集 について考える

今回の東日本大震災は、もちろん大学業界にも大きな影響を及ぼしていることでしょう。
発生直後から、研究者の方々が現地に入ったり、その後も、復興に関わっているニュースはよく見てきました。

それも、阪神淡路大震災や中越地震の経験から、大学の中に、災害・復興研究などの部門があり、研究者がばらばらに動くのではなく、ネットワーク力を生かした活動ができている様子もうかがえました。

東北大にも、防災科学研究拠点という部門が以前からありましたが、それを発展させる形で、新たな災害科学の研究所を発足させたそうです。

震災を機に文理の力結集 東北大 災害科学国際研究所 知の明日を築く」(日本経済新聞)という記事から。
 1万5千人を超える犠牲者を出した東日本大震災の被災地では今も多くの人々が、かつての生活を取り戻せないでいる。震災の教訓を胸に、今年4月に発足した東北大学災害科学国際研究所で地震予知や減災に向けた新たな取り組みが始まっている。(後略)(仙台支局 甲原潤之介)

研究所のHPはこちら
東北大学 災害科学国際研究所

1000年に1度などと呼ばれる地震に見舞われて、このような書き方は不謹慎かもしれませんが、今は、研究者にとってはまたとない機会でもあるはずです。
過去の記録やシミュレーションではなく、今まさに目の前で起きていることに取り組むことができるわけです。

これを、歴史学者の方がリードしているというのも興味深いですね。
今ちゃんと研究成果を残しておくことが、未来の研究者たちにとって貴重な資料、史料になるという意識があるのかもしれません。
これまでにも、貴重な資料やデータが遺失・散逸しているという場面に出くわしてきたことでしょうから。

2012年度入試では、予想されたほど、東北地方の大学を避けるような受験生の動きは見られませんでした。

研究所の先生方も、授業やゼミを受け持つことでしょうから、何らかの形で学生たちにも、これからの活動・研究成果がフィードバックされるはずです。
このような状況の中で、東北の大学に入学してきた学生たちが、自分の興味のある学問分野だけでなく文理さまざまな知見に触れ、研究所の教員とともにまさに課題解決型の学習・研究に取り組むような経験ができるようになるといいですね。
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