August 2020  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

ソルボンヌで学生衝突、大学閉鎖について考える

社会保険庁の年金問題が明るみになった時、「他の国なら、こんな事態になったら、暴動がおきてもおかしくない」という話をよく聞きました。
でも、数十年前には日本だって全国の学生が抗議運動を繰り返していた時代があったんですよね。私の世代から見ると、別の国の話のような気もしてしまいます。

ソルボンヌで衝突、閉鎖 仏大学改革に抗議拡大』(東京新聞)という記事から。
 【パリ24日共同】フランスのサルコジ政権が進める大学改革に一部の学生が「大学が商業主義に陥る」と猛反発、各地で抗議行動が続いている。23日にはパリ大学ソルボンヌ校で校舎入り口を封鎖していた学生と、勉強を続けるため中に入ろうとした学生が衝突、大学当局は同校を閉鎖した。AP通信などが報じた。

 反発が起きているのは8月に成立した「大学の自由と責任に関する法律」。同法は今後5年で予算や財産管理についての大学の裁量を拡大させると規定。職員採用などに関する学長の権限を強化し、民間資金の導入にも門戸を開く。日本の「国立大学法人」のフランス版ともいえる内容で、教育や研究の活性化を目指しているとされる。

 「大学間の格差拡大」を危惧し、法律撤廃を求める学生らは全国で抗議行動を展開。フランス公共ラジオによると、全国の50大学で校舎封鎖などの動きが出ており、抗議行動は高校にも広がりつつある。


学長の権限強化、民間資金の導入・・・と、どこかで聞いたような話ですね。
もちろん、日本でも法人化が決まる時には、学生が反対運動をしていました。
このような騒動にはなりませんでしたが。

つかこうへいの『飛龍伝』が好きで、そこから、学生運動・安保闘争などが題材のドラマやドキュメンタリー、書籍などはなんとなく気になって見てしまします。

学生の、大学に対する抗議、あるいは教育制度に対する抗議というのは、ある意味純粋です。
これが、学費値上げなどであれば、直接自分の身に降りかかってきますが、「大学が商業主義に走る」としても、自分の在学中にそう大きな変化はないでしょう。自分のことだけではなく、自分達の後輩のため、あるは国全体のことを考えての行動なんだと思います。

ただ、デモをしてどうなるというものでもないだろうという気もします。
(これこそが日本人の感覚なのかもしれませんが)

昔、ロシア(だったと思いますが)で何かのデモの映像を見た時に、プラカードが英語で書かれていたことがありました。
あくまでも、自分達の国に対するデモだったのですが、あきらかに、その映像が国際的な報道にのることを意識したものでした。

ネットが普及した今、サイバー攻撃とかとは別の方法で、あらたな抗議活動の方法というのもあるのかもしれませんね。

【フランスの教育関連書籍】
フランスの大学生
21世紀を展望するフランス教育改革

pagetop