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国際バカロレア認定校など留学支援高校を200校に拡大 について考える

以前であれば東大を目指していたような生徒が、高校卒業後にそのまま海外の大学をめざすケースが出てきた、という話を聞きます。
今後、グローバル化が一層進めば、そういうトップクラスの生徒だけでなく、普通の生徒にとっても、進学先として海外の大学を検討するということが一般的なことになってくるのでしょうか。

ただ、そのためには、高校での教育も国際的な通用性を持つ必要が出てきます。

海外大入学めざせ、200高校に留学支援課程」(YOMIURI ONLINE)という記事から。
 文部科学省は、米ハーバード大など難関校を含む世界の大学が採用する共通の大学入学資格取得に必要な教育課程「国際バカロレア(IB)」の国内認定校の拡大を目指すことを決めた。
 今後5年間で、認定校と、新たにIBに準じた教育を行う高校を計200校にする計画で、海外で学ぶ日本人学生を増やし、グローバル化に対応する人材を育成する狙いがある。(後略)

「グローバル人材の育成」という流れの中で、大学でも海外からの研究者へ留学生を増やすとともに、日本から海外に出て学ぶ者を増やそうという流れから考えると、当然の動きではあります。

日本の大学でも、国際バカロレア資格取得者を対象とした入試を実施するところもあります。
今後は増えていくことでしょう。

国際バカロレア認定校に進むことで、海外の大学だけでなく、日本の大学へ進学することも含めて、選択肢が広がるということなるかもしれません。
それが、グローバルということなのでしょう。

ただ、「誰が教えるんだろう」という心配はあります。

国際バカロレアは、大学入試に向けた知識を見つけるというだけでなく、大学入学準備のためのプログラムです。
教科のほかに、卒業論文などもあります。
批判的思考力や調査能力、表現力といった、大学での学習・研究に対応できる能力を身に着けるようなプログラムです。

「総合的な学習の時間」でさえ、うまく使いこなすことができなかった日本の高校です。
今後、5年間で、このようなプログラムの指導ができる人材が育つのでしょうか?

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