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国立情報学研究所:人工知能に東京大学の入試問題を解かせるプロジェクト について考える

大学の入試対策といえば、「詰め込み」「暗記」という印象があるかと思います。
知識を詰め込むだけでなく、問題パターンも詰め込んで、とにかく早く正確に処理する力を身につけようとしてきました。

もちろん、そういう能力は必要です。
ただ、ここまでコンピュータを扱うことが当たり前になってくると、そういう能力だけでは物足りないということになってきます。

特に、難関大では、知識だけ問うても、なかなか受験生の差がつきませんから、より考えさせる問題を出題する必要があります。

人工知能に受験の試練…10年後の東大合格目標」(YOMIURI ONLINE)という記事から。
 ロボットに搭載する人工知能に東京大学を受験させるというプロジェクトに、国立情報学研究所(東京都千代田区)が挑戦する。
 人間と対話しながら、求められていることを察知して行動する「ドラえもん」のようなロボットの開発に役立つ研究で、5年後までに大学入試センター試験で高得点をマークし、10年後には東大合格を目指す計画だ。(後略)

これは、単純に「一番難易度が高い大学だから、東大」なのでしょうか。
あるいは、各大学の入試問題を吟味して「最も思考力が必要とされる問題だから、東大」なのでしょうか。

後者であれば、東大にとっては、嬉しい評価となりますね。たぶん違う気はしますが。

ただ、コンピュータの習熟の方法も、「さまざまな問題の解き方を覚え込ませ」なんですね。

自然言語理解の能力を上げることはともかく、その後で理解した問題を、これまで覚えた解法のパターンと照合して答を出すということであれば、それは本100万冊分の知識から答えを探し出すのと、あまり変わらないような気がします。

「解法パターンがない」となったときに、どう答えを導くのか、そここそが論理的な思考を発揮するところですよね。
どんなことになるのか、私には想像もつきません。

これが完成したら、実際に入試に出題する前にコンピュータに解かせてみて、解答がちゃんと出るかどうかを確認して、入試のミスを防止するなんて使い方もできるのかな?
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