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東北芸術工科大と京都造形芸術大の法人統合、初の説明会で疑問相次ぐ について考える

今年の夏前に、以下のようなエントリーを書きました。
東北芸術工科大と京都造形芸術大 来春法人統合に向け協議 について考える

このエントリーに、東北芸工大OGだという方から、統合の経緯に異を唱える、熱の入ったコメントをいただきました。

ただし、この方の認識では、京都造形大もまた東北芸工大を地域と一緒に作ってきた仲間であるということが抜けているようでした。

私自身は、東北芸工大開設時からの京都造形大との関係を知っていますので、この統合の話を聞いた時には、なんら違和感を持たなかったのですが、それは大学関係の仕事をしているという特殊な事情があってのこと。

そうでない人にとっては、「は? どういうこと?」と感じるのでしょう。

芸工大統合へ疑問相次ぐ 初の説明会 保護者会代表は賛成意見」(YOMIURI ONLINE)という記事から。
 東北芸術工科大(山形市)と京都造形芸術大(京都市)の学校法人統合問題で芸工大は23日、山形市で市民と県民への初めての説明会を行った。同大関係者ら市民の一部で反対の声が強まる中での開催となり、会場を埋めた約150人の参加者からは、統合への疑問を投げかける意見が相次いだ。(後略)

私自身は、この統合に反対も賛成もありません。
先のエントリーで書いたように、もうひとつメリットがイメージできないというだけです。もちろん、デメリットもイメージできませんが。

設立の経緯からよく理解できている人は、私と同様そこまで違和感はないと思いますが、多くの地域の方にとっては、落下傘のように降りてきた知らない大学に、自分たちの大学が蹂躙される、というような感覚なのでしょうか。

「大学」と「法人」の違いもよく分からないはずです。

例えば、姫路獨協大は、日本初の公私協力方式による大学ですが、法人は獨協大学と同じ獨協学園です。
つまり、最初から、今回の2大学の法人統合後の状況に近い形で設置されているわけです。
これで、何か地元に不利益なことになっているのか? ということです。

という冷静な話ができれば、いいのですが、ちょっとこじれている感じはありますね。
疑問には答えることはできても、感情を変えることはなかなか難しいこと。

この反対の声が、「私たちの大学」という声であるならば、ある意味、これまで京都の大学が協力していることを前面に出さずに、地域の大学としてやってきた瓜生山学園の努力が、皮肉にも逆効果になってしまったということになりますね。

対等に合併して新しい法人を作るんだということをわかりやすく表現するために、いっそ本部を東京の外苑キャンパスに移しますか?
(そういう問題じゃない?)

comments

確かに京都と芸工大が設立時から深い関係にあります。
ただ、その関係はこれまで正当なものだったのかは疑問を持っています。
両校出資による東京オフィスは10年ほど前の設置だったかと思いますが、そこで働く人員は京都側が複数名だったのに対し、芸工大側はたったの1名(数年後に1〜2名増えますが)、であるのにその出資比率は人員比率とは全く異なります。
そして芸工大本館前に建つ能舞台は開学10周年を記念して設立されたとありますが、これは現理事長の念願のもので、大学と全く関係のない事業であるにもかかわらず、その基礎工事(池内部)は大学建設時に既に行われていたものです。
これは大学設置準備事務局の人でも知らない人がいた事実です。
これまで京都側に振り回され、否と言えなかった芸工大側にも当然責任はあります。が、法人統合されればもの言う最後の砦を崩される事になることと思われます。

  • 雲天
  • 2011/10/25 9:51 AM

雲天さん、コメントありがとうございます。
京都造形大が関わっていることは承知しているが、それは東北芸工大にとって望ましい形とは言えないということですね。
東北芸工大と京都造形大の問題というよりは、現理事長の問題のようにも見えますね。
法人合併の問題の前に、現理事長の大学経営が正当なものだったのか、ということを清算しなといけないようですね。

  • kange
  • 2011/10/26 12:35 AM
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デジャヴのような その2

もう今日はこの話に触れないわけにはいかないので。 こんにちは、入試課ブログです。 新聞社さんのサイトでは一通りそろったかな。 asahi.comさんがネットには載ってないっぽい。 芸工大問題、法人統合に異論続出 一般向けに説明会、保護者会は賛成表明 [山

  • 東北芸術工科大学 入試課ブログ gs.tuad.ac.jp/nyushi/
  • 2011/10/25 9:42 PM
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