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東北芸術工科大と京都造形芸術大 来春法人統合に向け協議 について考える

今年の初めころ、「東北芸術工科大、京都造形芸術大:「学園長」に細川元首相 について考える」というエントリーを書きました。

東北芸術工科大学は、そもそも山形県・山形市と京都造形芸術大を運営する瓜生山学園が設置した、公設民営型の大学。
「姉妹校」という位置づけですが、もっと血は濃そうです。

そして、来春に向けて、学校法人統合の協議が進んでいるようです。

東北芸術工科大と京都造形芸術大 学校法人統合に向け協議」(YOMIURI ONLINE)という記事から。
 東北芸術工科大(山形市)と京都造形芸術大(京都市)は16日、大学を運営するそれぞれの学校法人の統合に向け協議を進めることで合意したと発表した。統合時期は来年4月1日。統合が実現すれば、在学生1万871人、収入約113億円となり、芸術単科の学校法人としては、国内最大規模になるという。

 統合するのは、芸工大を運営する「東北芸術工科大学」と、京都造形芸術大を運営する「瓜生山学園」の両学校法人。統合後は、学校法人名を「芸術学舎」と改称。両大学の学部・学科や教員らはこれまで通りで態勢に変更はないとする。(後略)

両大学からのリリースはこちら。
東北芸術工科大学
学校法人 東北芸術工科大学と学校法人 瓜生山学園が法人統合に向けて協議することで合意
芸術系大学としては国内最大規模の在学生を擁する学校法人に


京都造形芸術大学
学校法人瓜生山学園と学校法人東北芸術工科大学が法人統合に向けて協議することで合意(PDF)

共通の学園長を立てるということは、かなり前からこのような計画があったということでしょうか。

合併というと、「弱者救済」とイメージしてしまいがちですが、両大学の場合は、そういうことでもなさそうです。

基本的に、現在の体制はそのままです。
ただ、その分、どういうメリットがあるのかも、よく分かりません。

例えば、外苑キャンパスを共同学部にして学生募集を始めるとか、そんなことがあったりするのでしょうか。
ただ、このご時勢、簡単に拡大策をとるというのも、どうかとは思います。大学院化?

また、今回の東日本大震災のような状況になって、どちらかの大学が大きな被害を受けた時、迅速にもう一方の大学に一時的に引っ越すようなこともできたりするのでしょうか。
それは、それで大切だと思いますが、そういう事態になれないと発揮できないメリットというのもどうかと思います。

外苑キャンパスも含め、通信制学部や、こども芸術大学など、なかなか面白い学校運営をする京都造形芸術大ですので、次にどのような仕掛けがあるのか、期待したいところです。

comments

はじめまして。突然すみません。

私はこちらで東北芸術工科大学のOG(24歳・地元出身)です。
なぜこちらにコメントさせていただこうと思ったかといいますと、知っていただきたい事実があったからです。

今回のこの統合ですが、実は市長の独断で承認されたようなのです。
地元の国会議員のえんどう利明氏はそんな事実は知らないとおっしゃったそうです。
さらに、芸工大は公設民営方式の私立大学で山形県と山形市の両方の税金を投入されています。その額約200億円(もう少し少なめ)です。
もしこのままいけば、大学の施設や土地、それから芸工大が所有する蔵書や芸術作品や、それ以外の財産が全部京都に譲渡されるのです。
芸工大は今は亡き吉村氏が長年の計画を実現してくだって成り立ったたものなのですが、それを簡単に壊してしまおうという。
市議会など行われなかっったのです。市長はあまり物事を深く考えておられない。山形の人々の想いなど全く汲み取られない。
山形に四年大学が一つしかない。なら作ろう、と頑張ってくれた何代か前の市長や、山形を盛り上げようと活気に満ちている地元の学生たち、わざわざ県外から足を運んで(定住ではないが移り住んで)芸術を美術を学ぼうと意欲を見せる若者や人々や一般公開される様々な展示や催し、それらのすべてを冒涜しています。
よっぽど、わたくしは署名運動でも行おうかと検討しております。なので同じ屋根の下で学んだ仲間に相談しようと思います。
私は幸か不幸かまだ就職出来ておりませんので、時間だけは有り余っています。もし誰も協力者が現れなくとも一人ででも活動しようという意気込みです。
しかし、実行されるかはまだ分かりません。やはり独りで行うのは心細いですし、勇気が要ります。
最後ですが、個人的な義憤に、このようなサイト様のところで大幅なスペースを使ってしまい、申し訳なく思います。どうぞお許しください。
しかし、どうしても書かずにはいられませんでした。どうか少しの方にでも、この大学の現状を知っていただければ幸いに存じます。失礼します。

  • 霧穂
  • 2011/08/30 1:59 AM

霧穂さん、コメントありがとうございます。
この法人統合問題、山形県知事は「承認していない」という立場のようですね。今後も何らかの動きがあるかもしれません。
ただ、瓜生山学園は、東北芸工大の開学時から姉妹校として協力をしてきた法人であり、今の東北芸工大を作ってきた仲間でもあるはずです。
今回の統合計画は、ステークホルダーを置き去りにして進んできたものかもしれませんが、それが「冒涜」かどうかは、冷静に判断をする必要があるでしょう。

  • kange
  • 2011/08/31 8:30 PM
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