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高就職率を維持する北陸の大学について考える

つい先日、「大学生の内定率 過去最低に について考える」というエントリーを書きました。
その内定率は57・6%でしたが、全大学生を対象にしているわけではなく、サンプル調査。そして、個人を対象としているわけではなく、大学を対象に調査をしているもの。

自分の学生時代を思い返しても、大学がきっちりと学生の状況を把握しているわけではありません。
(昔よりはマシでしょうが)

この数字が出てからも、「本当はこんなものじゃない」という声もあれば、「あえて低めに出しているんじゃないの」という声もあったりします。

就職率高い富山県立大、福井大 手厚い支援を徹底」(asahi.com)という記事から。

 
2008年秋のリーマン・ショック以降、企業の急激な採用減で「氷河期再来」とも言われる大学生の就職難。そんな中、北陸地方の大学には高就職率を維持し、荒波を乗り越えているところがある。来春は円高の影響で企業を取り巻く環境はさらに厳しくなりそうだが、大学も対応策に余念がない。
教育情報会社「大学通信」(東京都)が全国で600を超える大学を対象に調べた2010年の大学別就職率ランキング。上位に居並ぶ大都市や関東近県にある私大に混じり、富山県立大が97.5%で3位に入り、福井大が94.3%で11位になった。09年のランキングでも富山県立大は97.6%で7位、福井大も97.2%で10位と、2年連続で健闘している。(後略)

福井大については、これまでにも、ビジネス誌などで、就職に強い地方国立大として紹介されたことがありましたね。
富山県立大については、それほど「就職」というイメージがありませんでした。

記事にあるように、富山県立大は工学部単科の小規模大。
福井大は3学部ありますが、ひとつは医学部ですし、やはり規模としては小さい。
しかも、教員地域科学部という、なかなか就職には厳しそうな学部を持っています。
その中で、この就職率97%以上というのは、すごい数字です。

石川県立大がランクを落としたのと同じように、学生一人の動きが、全体の数字に大きく影響するのは、これらの大学も同じ。
1人、2人の学生を追っかけているからこそ、この数字になったと言えるのではないでしょうか。
大学としても、最後まで学生を追っかけているのでしょう。

紹介されている就職支援は、特別に珍しいことをしているわけではありません。
それを、小規模であることを生かして、徹底しているということでしょうか。

難易度の高い大学は、得てして学生の規模も大きい。
しかし、学生本人との相性を考えると、難易度は少々低くても、丁寧な指導をしてくれる大学の方が伸びることもあるででしょう。

そして、このご時勢、東京まで出ていかなくても、しっかりと地元で就職できる、あるいは地元で学んで東京で就職できる、そういう存在は重要ですね。
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