つい先日、高齢者と大学の話題として、「
スイス:高齢者のための第3期大学が広がる について考える」というエントリーを書きました。
そこでは、まずは社会貢献として、大学の講座を無料で開放するようなところから始めて、そこからプログラム化などを考えてみてはどうだろか、と書いています。
無償のお試しではなく、1カ月1万円で大学生になれるという大学があるそうです。
「
月1万円で大学生 社会人向けに格安学費 愛知文教大」(asahi.com)という記事から。
1カ月1万円で社会人は大学で学べます――。愛知文教大学(愛知県小牧市)のこんな優遇措置が好評だ。格安の学費に、「大卒」や資格の取得を狙う人たちだけでなく、カルチャーセンターに飽き足らず一段上の生涯学習を求める人たちも引きつけているようだ。(前田基行)(後略)
最初は、社会人向けの講座か何かかと思いましたが、正課の学生なんですね。
これは格安です。
正課の学生ということは、各種の学割が使えたりしますから、勉強以外にも特典があります。
高額なPCソフトのアカデミックバージョンを買うと、12万円の元がとれてしまうのでは?
「学生集めの苦肉の策」と表現されていますから、定員割れを起こすくらいなら、格安でも学生になってもらって、補助金の減額対象にならないように、ということでしょうか。
対象は40歳以上ということですが、大学所在地は、名古屋市のベッドタウンにあたるエリアだと思われますので、現役バリバリの社会人よりは、定年後の世代が中心になるのでしょう。
あるいは、子どもが手を離れた主婦の方もいらっしゃるかもしれませんね。
ただ、一般の学生との格差が問題にならないのか、心配なところではあります。
どやって説明されているのでしょう。
一般の学生への教育効果も期待されているのであれば、以前紹介した静岡産業大のようなやり方もあるのではないでしょうか。
「
団塊世代「若者を指導」なら奨学金増額について考える」
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