August 2020  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

まるでアルバイト、名ばかりのインターンシップについて考える

私が新卒の就職活動をしていたのは、ちょうどバブルがはじけた頃。
今とは、就職活動のスタイルが随分違います。
「就活」なんて言葉もありませんでした。
リクナビもありませんでした。

就職活動とはちょっと違いますが、インターンシップもありませんでした。
いや、あったかもしれませんが、今ほど一般的ではありませんでした。

就職活動は今の方が大変かもしれませんが、インターンシップについてはちょっと今の学生が羨ましいと思います。

ただ、そのインターンシップ、問題もあるようです。

名ばかりインターン 売店、ソフト開発…まるでバイト」(東京新聞)という記事から。
 大学生が夏休みなどに職場を体験するインターンシップ(就業体験)。企業と提携するなどして、積極的に取り組む大学が増えてきたが、その内容に不満を抱く学生も少なくない。中には氷河期の就活(就職活動)に苦しむ学生の足元を見て、人手不足の解消に使ったり、アルバイト代わりにしたりする例も。就職問題に詳しい識者は「職業を学ぶ本来の形になっていない」と警鐘を鳴らす。 (橋本誠)(後略)

昔「カクテル」という映画がありました。
トム・クルーズ主演の、単なるアイドル映画というのが世間一般の評価だと思いますが、それほど酷い映画だったとも思いません。
学歴がなく働き口がないため、バーでアルバイトをしながら、ビジネススクールに通う主人公が、徐々ににバーテンダーの仕事にのめり込み、「虚学だ」と大学から離れてしまいます。

「日本の学生は、わざわざインターンシップをしなくても、アルバイトがあるんだから、そこで多くを学べるはず」と、ある大学の先生がおっしゃっていました。
家庭教師だろうが、カラオケボックスだろうが、コンビニだろうが、意識次第で学べることはあるはずです。
中には、ひどい職場もあるでしょうが、その場合は、即職場を変えることができるのも、アルバイトの利点です。

これに、大学側での事前・事中・事後の講義を組み合わせて、インターンシップ的なプログラムにすることはできないでしょうか。

学生も、お金を稼ぐだけでなく、それが単位にもなるのであれば、働き方も変わってくるはず。
大学側が働き方に関わることで、学生に対するカウンセリングにもなり、また就労環境をチェックすることになります。
結果的に、良心的な職場で、安定的に学生が真面目に働くことになれば、誰にとってもメリットがあるのではないでしょうか。

ただ、カクテルのトム・クルーズのように、大学を辞められてしまうのは、困りものですが。

comments

 同世代と思いますが、私の就職時には「内定もらった後(あるいはその前)に、企業の要請があっても働きに行ってはいけない」と言われていましたが… 理由はその活動中に事故が有った場合に企業側が頬被りするからとか。まあそんな時代もあったんだなというふうに聞いたのを憶えています。今は諸法令によってそんなことになりにくいのかもしれませんが、インターンをアルバイト代わりに、って件を見る限りにおいては、そんな事故もこれから増えるのかも知れませんね。

  • at
  • 2010/09/23 1:59 PM

atさん、コメントありがとうございます。
私の周囲には、内定先でアルバイトをしていた同級生がいました。そのようなリスクがあることは、周知されていなかったような気がします。
今は、インターンに出る学生には、必ず保険に入るように指導されているのではないでしょうか。

  • kange
  • 2010/09/23 2:55 PM
twitter    

trackback

pagetop