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広島大 全学部1年生対象に「平和」必修科目 について考える

小さい頃に亡くなった母方の祖父の葬儀で覚えているのが、お棺に真っ白い軍服がかけられて、出棺されていったこと。今思えば、あれは予科練の制服だったんですね。
そして、数年前に亡くなった父方の祖父は、大戦時はフィリピン・ルソンに出兵していて、よく、トカゲの肉が脂っぽくてまずかったという話をしていました。その祖父の腹には、銃で撃たれた跡が残っていました。

「もはや戦後ではない」と言われて15年経ってから生まれた私ですが、それでも、まだ家族に戦争経験者がいて、戦争と地続きの世界で育ってきたわけです。

広島大「平和」必修科目に…全学部1年生対象」(YOMIURI ONLINE)という記事から。

 広島大は2011年度から全学部の1年生を対象に、「平和」を学ぶ必修科目を設けることを決めた。平和にかかわる講座を持つ大学はあるが、全学部対象の必修化は珍しい。広島大は「ヒロシマの大学として、若い世代が原爆の記憶を受け継ぎ、平和を考えるきっかけを与えたい」としている。(後略

この時期になると、戦争を振り返る記事や番組が多くなります。
「そんなもので何が分かるのか?」という声もあるでしょうが、それでもやはり振り返る時には振り返っておいた方が良いのではないかと思っています。

興味深いのは、他県出身学生らを中心に、「広島にある大学が『原爆』『平和』を学べて議論できる場を作るべきだ」との声・・というところ。
振り返る時期に振り返るのと同じように、振り返る場所に来たら振り返るべき、と学生達も思っているということでしょう。
そして、それは、単に過去を振り返るだけでなく、今を考えることになります。

最近は、自校教育などと呼ばれ、大学の歴史などを学ぶ科目が設定されている大学もありますが、その地域にある大学として、地域と関わりあいの深い分野を学ぶというのは、どのような専門を専攻することになっても、意味のあることだと思います。
そして、この科目は、広島大だけでなくてもいいのではないでしょうか。
地域共通の科目として、他の地元大学の学生も学べるような仕組みができるといいのではないでしょうか。
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