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高校無償化のしわ寄せで、大学予算減 について考える

2009年度の2次補正予算案は、たいして予算の論議がされないまま進んでいます。
そして、その次は、2010年度の本予算です。

政府予算案では、文部科学省の予算は増えているようですが、それは高校無償化のための増額。
大学関連の予算は、減少しています。

大学予算減、将来像見えず 高校無償化でしわ寄せ』(YOMIURI ONLINE)という記事から。
 2010年度の政府予算案で文部科学省の予算額が過去30年で最高の伸び率となるなか、大学関係の主要事業は減額となった。

 政権公約の高校無償化実現に向けた財源捻出(ねんしゅつ)のためにしわ寄せを受けた予算案から、大学の教育・研究機能の将来像は見えてこない。(三井誠)(後略)

グローバルCOEをはじめ、軒並み予算が削減されています。
とりあえず、今年は、高等教育関連は新しいことはしないということでしょうか。

ただ、国公立大の運営費交付金の削減と、競争的資金の拡大は、セットであったはず。
それが、運営費交付金の削減はほぼそのままで、競争的資金も削減となると、それは話が違うと。
これが、今年、COEやGPの在り方、交付金の在り方を根本的に考え直し、来年度から再スタートするのだとしても、この1年でも結構、ぎゅっと首が絞まるような気もします。

大学の予算と、私達サラリーマンのボーナスを一緒に考えるのは無理があるかとは思いますが、よくボーナスを支給する際に経営者が社員にメッセージを発信することがあるかと思います。
ボーナスが増えるときは、その金額を見れば、もう何も言うことはありません。しかし、やはり金額が減れば、せっかくボーナスを出しても社員のモチベーションはなかなか上がりません(このご時勢「ボーナスが出るだけマシ」かもしれませんが)。
そこで、せめてトップからのメッセージで、「次こそは」という展望を見せる必要があります。

今の、行政にそのようなメッセージがあるか?というと、あまり聞こえてきません。
大学側も、「予算を出せ」という声ばかりだけではなく、もっと「日本の大学システムこうあるべき」という提案をしていくべきなんじゃないでしょうか。
将来像を見せていないのは、国ばかりではないような気がします。
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