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金沢工業大:コピペ論文を見破るソフトを実用化 について考える

学生のレポートや論文で、盗用や丸写しという問題は以前からありました。
(学生だけではない、という話も・・・)
ネットが普及によって、さらに深刻になっているようです。

ただ、コピペが手軽になった分、技術を使えば、その検出も手軽になる、ということで、コピペを見破るソフトが販売されるそうです。

コピペ見破るソフト実用化 「学生らの悪癖なくす」』(47NEWS)という記事から。
 学生の論文からインターネット上の他人の文章を勝手にコピーして張り付ける「コピーアンドペースト(コピペ)」を根絶しようと、金沢工業大大学院の杉光一成教授と東京のソフトウエア会社「アンク」がコピペを見破るソフトを共同開発、実用化した。

 発案した杉光教授は「ネット上の文章のコピペは盗用に当たる。学生たちの悪癖をなくすことに役立ってほしい」と話している。(後略)

これは、以前取り上げた『金沢工業大 コピペレポート検出ソフトを開発 について考える』のその後、ということでしょうか。
案外時間がかかっていますね。

このエントリーでも書いていますが、これまでにも、何度かこのコピペの問題についてとりあげてきています。
一貫して、以下のようなことを書いてきました。
・ちゃんとレポートを書く訓練をさせているか。
・コピペをさせない課題を出すことはできないか。
・学生が、「レポートには正解がある」と思っていないか。
最近は、導入期教育として、レポートの書き方を教えている大学は多いようです。

このようなソフトを販売することによって、学生に対して「盗用しても無駄」という抑止力の効果も期待しているのだと思いますが、ちょっと後ろ向きの話でもあります。

このような技術を学生側のレポート作成に生かすことはできないでしょうか。

もちろん、「このソフトで検出されないように、文章の構成や語句を変えて誤魔化す」というレベルの話ではありません。

盗用が検出できるということは、参考になりそうな論文をサジェストするような機能も可能なはず。
また、構成や書式の不備のチェック程度のこともできるでしょう。

もっと進めば、「その考察に独自性はありません」とか「その結論には無理があります」とか、注意してくれたりして。
レポート課題程度のものであれば、そこまでの必要はないでしょうが、学術的な論文を書く訓練にはなるのではないでしょうか。
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