大学の使命は、教育、研究、社会貢献の3つであると言われています。
「ん? 有為な人材を輩出し、研究成果によってさまざまな問題が改善、解決されることは、社会貢献じゃないの?」という声が聞こえてきそうです。
私もそう思います。この3つの使命が成立するためには、「社会に貢献しない教育や研究もある」ということが前提になります。もちろん、教育や研究の成果を悪用することはできるのでしょうが、それは大学の問題でもないような気もします。
やはり、3つの使命はすべて並列ではなく、教育と研究によって社会に貢献するという構造があるはずです。
そして、地方の大学にとっては、社会貢献=地域貢献の色合いが強くなりますね。
福井大など5大学が「ふくい地域創生士」、学生向け資格制度(日本経済新聞)という記事から。